4位の菅山(左)、駒田組=大阪市の中之島特設会場
「ビーチバレー大阪カップ最終日」(18日、大阪・中之島特設会場)
女子3位決定戦に臨んだ駒田順子(31)=ポイント、菅山かおる(31)=WINDS=組は浦田聖子(29)、西堀健実(28)組(フリー)に完敗。4位に終わった。菅山は2回戦後に浮上した不正行為疑惑について完全否定。一方、審判部は注意を促したことをあらためて説明した。女子決勝は尾崎睦(25)=湘南ベルマーレ、金田洋世(25)=上越マリンブリーズ=組が楠原千秋、三木庸子組(フリー)を下し初優勝した。
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かおる姫が力尽きた。実力No.1の浦田、西堀組に挑んだ3位決定戦は、最後まで主導権を握られたまま、ストレート負け。「勝ちたかった」とつぶやいた。
2回戦後には、西村晃一コーチ(37)から指示を受ける違反行為があったことを、複数の選手から指摘された。試合中に発覚すれば警告、退場、罰金などが科される重大なルール違反。藤井孝審判部長は「(試合中に)レフェリーは確認できなかった。こんなことは初めてのケース。疑われるようなことはあってはいけない。気をつけるようにと話した」と注意したことを明かした。
菅山は「特に何もないです」、駒田は「してないし(注意も)言われていない」とそろって無実を主張。「今大会は競った展開で勝ったことが収穫。優勝を目指したい」と誓う菅山。汚名はプレーで晴らすしかない。
(2010年7月20日)