国会:「会期延長せず」首相と参院議員会長一致

2010年5月21日 2時33分 更新:5月21日 8時34分

 鳩山由紀夫首相は20日、首相官邸で民主党の輿石東参院議員会長と会談し、6月16日までの今国会の会期を延長せず、郵政改革法案など重要法案の会期内成立をめざす考えで一致した。

 国会会期を延長しない場合、公職選挙法の規定で参院選は日曜日なら7月11日投開票となる。小沢一郎幹事長も20日、松江市での会合で「今後の国会や政局次第でどうなるか分からないが、順序通りいけば(参院選投開票は7月)11日になっている。大事なもの(法案)は優先的に選んで処理していきたい」と述べ、会期通りの閉会を示唆した。

 ただ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題などで終盤国会は混乱するとみられる。また、国民新党が重視する郵政改革法案、社民党が重視する労働者派遣法改正案など、連立の関係が絡む法案の成立も微妙な情勢のため、流動的な要素も残っている。

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