夏真っ盛りの神南署管内を駆け巡る、我らが安積班の行動を追って、撮影現場で起こった“アレコレ”をレポートするコーナー。みなさん、撮影の裏側では、こんなことが起こっていたんです!
2010.07.12
みなさんこんにちは!
9日(金)の「ハシチョウ日記」にあった通り、撮影隊“チーム・ハンチョウ”は、金曜日の午前中に東京でロケをしてから、その日に京都ロケへと移動でした。撮影は土〜月曜の日程で、祇園や鴨川河川敷、吉田神社、旧京都府庁などなどで行われたんですよ。京都のみなさん、どうもお邪魔サマでしたー。
ちなみにnobu-cは、移動日となった金曜日に、「ハンチョウ写真館」にある写真を撮ってくれているカメラマンN園氏(未来の巨匠!?)と一緒に、先斗町の川床でお食事会でした。京都在住の友人にもランデブーでき、パタパタと忙しいながらも、おかげさまで充実した京都ロケ取材ができましたとさ。ビバ京都っ!
あ、京都の町を行き交う人たちから、暖かい声援を受けながらの京都ロケ話ですが、また該当する放送回に紹介するので、それまでもったいぶっておきますね(笑)。
ということで、第2話の放送はいかがだったでしょうか?
今までに見たことのなかった黒木の姿を、たっぷりと堪能していただけましたか?
黒木と熱い演技を交えた菊池風磨くんの存在も、第2話の中で見せた黒木の熱さを引き出す、ナイスなスパイスとなっていたはず! そして、風磨くんファンならずとも、母親に対して素直になれない少年のビミョーな心情に、心を動かされた方も多いはずです。
一方、大人チームに目を向けると、渡辺典子さん演じる染谷美津保と江藤潤さん演じる船村修一という、忘れがたく重苦しい過去を背負った男女が登場しましたね。特に美津保は、3人の子どもたちを置いて家を出て行ってしまうという、「親としてどうなんだ!?」と言われてしまっても仕方のない行動をしていました。事故とはいえ自分の主人を殺してしまった過去から逃げ出すには、子どもたちからも離れなくてはならなかったのか?
「美津保の気持ちが理解しがたい…」と、演じた渡辺さんも「ゲストインタビュー」でおっしゃっていますが、そのインタビューの締めくくりで「美津保が抱えている悩みや、気持ちの揺れ動きなど、一緒に感じて、そして考えてほしいです」との言葉通り、ドラマの中の話ですが、家族やお友だちと、感じたことや想ったことを話し合っていただければ幸いです。
ま、ラストはお母さんも子どもたちの元へ帰ってきたからよしとするか!(笑)。
と、撮影のウラ話をレポートするということで、第2話の冒頭で起こった事件シーンの撮影について、ちょっと紹介しようかしらん。
この撮影は、サラリーマンのメッカ(?)新橋の、とある居酒屋さんにお邪魔して撮影されたんですね。
朝の7時過ぎから撮影の準備が始まり、居酒屋でクレーマーを演じた春海四方さんと江藤潤さんらが、「店員に文句をいう」→「クレーマーがビールビンで殴られる」などなど、芝居の動きを確認していきます。
「今は大惨事が起こる前ですからね、ハッピーアワーですよ! 生ビールが一杯250円(笑)、大いに盛り上がってくださいね〜」
と声をかけるのは、第2話の演出を担当する竹村監督です。
厨房でモツ焼きを焼くシーンでは、店内に焼き物のいい匂いが…。
「朝なのに一杯やりたくなっちゃうよねぇ、オレはハイボールでいいや(笑)」
と冗談を言って笑いを誘うのは、チーフカメラマンの岡崎さんです。ちなみに、この岡崎さんは現場のムードメーカーでして、「楽しいときは楽しく!」でも、「厳しくシメるところはシメる!」というように、撮影を引っ張ってくれるお方。安積班と同じく、“チーム・ハンチョウ”のチームワークの要となるメンバーの一人なんですよ。
しっかし、春海さんは朝からテンションの高いキレ演技だったなぁ…。その演技で、周りのスタッフやエキストラさんから笑いが起こるくらいでした。
そんな春海さんが殴られて、頭から血が吹き出るという撮影では、装飾チームの出番です。
食紅を使った血のりは、園芸用のスプレーを使って吹き出させます。長いパイプの口を春海さんの頭にテープで固定して、カメラに映らないよう背中に通しておきます。
すべての準備が整ったら、普通の流れなら動作テストを兼ねたカメラテストをするのですが、周りに血しぶきが飛ぶので、ここは一発本番トライとなりました。で、いざ本番!
監督からカットの声がかかり、VTRチェックです。と、ほどなくOK。監督の思い描いていた通りの血しぶきが撮影でき、血しぶきシーンを担当したスタッフの松田さんに「いよっ、職人!」との声援が。
ホント、“チーム・ハンチョウ”の撮影現場は、いつも和気あいあいとした雰囲気でいっぱいです!