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◆横浜8x―7巨人(18日・横浜) こんなことがあっていいのか。巨人は、クルーンが3点リードの9回、横浜の助っ人、ハーパーに逆転サヨナラ満塁本塁打を浴びた。5回まで先発・大家にパーフェクトに抑えられながら、6回に打者一巡10人の猛攻で一挙7点。一時は逆転したが、巨人では56年ぶりとなる3点差からの逆転サヨナラ満塁被弾。これで7月は4勝9敗で月間単独最下位。阪神に再び0・5差に迫られ、あぁ、わが巨人、大丈夫か!?
残酷すぎる“ハマの悲劇”だった。守護神クルーンがうつむいてベンチへ引き揚げる。三塁側スタンドからは、いくつものメガホンが投げ込まれた。9回1死満塁。ハーパーに、まさか、逆転満塁サヨナラ弾を浴びた。巨人が、3点リードからの「釣り銭なし」でサヨナラ満塁弾を許したのは、1954年以来56年ぶり2度目の屈辱だった。
原監督「今日は非常にいい流れの攻撃だった。いいリズムが出たという感じがしたが、最後ウチの(必勝)パターンの中でクローザーが打たれた。野球というのは最後の最後まで分からないということ。あとは何も言うことはないよ」
2敗目を喫した守護神は、立ち上がりから不安定だった。先頭の橋本に安打を許して内川、石川には連続四球。満塁となったところで、来日間もない横浜の助っ人に初球、ど真ん中の球を痛打された。弾丸ライナーで右中間へ叩き込まれた。
クルーン「今日はストライクが入らなかった。それだけです。打たれたのはスライダー。もっと内に投げようとした」
日によって制球に苦しむのが、クルーンのウイークポイント。日本一を奪回した昨年、指揮官は「2四球出したら交代させる」という決め事を作って戦った。今季は「2四球」にはこだわらず、点差や状況に応じて「交代」もするし「心中」もしている。この場面、原監督の胸中はどうだったのか。「(四球が)もう1つ出たらダメ」。実は、3四球で代えるつもりだった。ブルペンでは久保に肩を作らせてもいた。しかし、その前に決着がついてしまった。
6回の華麗なる猛攻もムダになった。5回まで横浜先発・大家にパーフェクトに抑え込まれながら、阿部、長野の連弾など打者一巡で3点ビハインドをはね返し、一挙7点を奪って一時は逆転。5回のピンチを切り抜けた育成出身ルーキーの星野に初白星がつくはずだった。しかし、8回無死満塁の好機で得点を奪えず、その裏には越智がスレッジに被弾。終盤、攻守で詰めの甘さが出たのも、衝撃的なラストシーンにつながった。
最下位・横浜相手に今季5カード目にして初の負け越し。貯金はまだ12あるが、7月は4勝9敗で、今月だけならリーグ単独最下位。なんとも苦しい戦いが続いている。
原監督はペナントレースについて、常々、こう力説する。
「一番苦しんだチームが勝つ。楽して栄光なんてつかめない。一戦一戦を苦しんで、それを乗り越えるんだ」
今が最大の正念場。この逆境は自分たちで乗り越えるしかない。巨人は今、2010年の勝者にふさわしいかどうか、試されている。
(2010年7月19日06時01分 スポーツ報知)
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