19日で発行から丸10年を迎える二千円札の普及活動を展開している市民団体「2000円札応援隊」(寺田柾隊長)は18日、那覇市ぶんかテンブス館前で観光客らに二千円札の利用を呼び掛けた。
特に本土では流通量が減少し見かける機会も減っているため、観光客をターゲットに、顔を出して記念写真を撮影できる畳一枚大の「巨大二千円札」を用意。子どもを写真に収めていた新潟県の柳沢早苗さん(29)は「何年も前から地元の銀行やコンビニのATMでも見ないので、まだあるんだ、と珍しくて」と話した。
応援隊は、五千円札と間違われることを防ぐため「二千円札を使うときは声を出して受け渡しをする」「つり銭や両替で常に持ち歩き自慢する」など、人とのコミュニケーションを楽しみながら普及させる活動を提唱している。