今週のTOKYO HEADLINE
vol.469
(2010.07/19-07/25)
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FEATURE vol.469

〜僕らがいま、みんなに届けたいメッセージ〜

We are SMAP!

SMAPが21日、アルバム『We are SMAP!』をリリースする。前作『super.modern.artistic.performance』から2年ぶりのオリジナルフルアルバムで、CD2枚組のボリュームだ。これまでにもたくさんの名曲を生み出してきたが、本作にもまた“新たな名曲”候補が並ぶ。どんな想いでこの作品を作ったのか。メンバーに聞いた。

歌うことに専念しているSMAPだからこそ、伝えられるものがある

 SMAPがニューアルバムをリリースする――。突然発表されたニュースに世の中はなんとなくざわめいた。「らいおんハート」「世界に一つだけの花」といった、曲そのものが社会現象になる作品を送り出してきた彼らだけに、自然と期待が高まってしまうのだ。

 最新作のタイトルは『We are SMAP!』。これは、前回のツアーのとき、コンサートの最後にメンバーとファンが声を合わせて叫んでいたフレーズだという。

木村「エンディングで、ダンサーのみんな、バンドのメンバー、コンサートスタッフを紹介させてもらって、来てくれたオーディエンスのみんなにありがとうを言って、オレら…。その日その時間のタイトルというか、テーマみたいな感じで、なんかふっと発した言葉がたまたまこの言葉だったんですよ。そうやってすでに存在してた表現だから、あらたまった感じじゃないよね」

草なぎ「ただ、タイトルになるっていうのは意外で新鮮な感じ。ライブで結構言ってる身近な言葉だったから、身近すぎて分かんなかったのかもね」

中居「俺は、あ〜僕たちSMAPねって思ってたよ?(笑)」

「みんながSMAP」「みんなが世界をひとつにする」、さらには「個の力だけではなく、みんなで世の中を盛り上げていこう」というメッセージが込められているという。ストレートかつシンプル。だからこそ、強い意志を感じる。それだけにアルバムの内容も充実している。パワー、カッコよさ、優しさ、すべてがフルスロットルだ。

香取「アーティストの方々に、みなさんそれぞれが“We are SMAP!”になってもらえないかなとお声をかけたら、みなさん気持ちよく参加してくださって。今回のアルバムは、豪華すぎるくらい豪華です!」

「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」で男性シンガーソングライターブームに火を付けたダニエル・パウター、ジブリ作品を始め数々の楽曲を手掛ける久石譲、「世界に一つだけの花」の槇原敬之、SMAPとは親和性が高い久保田利伸、さらにRIP SLYME、LOVE PSYCHEDELICO、サカナクション、相対性理論、小室哲哉、石野卓球と今の日本の音楽シーンを網羅するラインアップだ。「才能を提供してくれる人たちを見ると、こういううちらだから、才能を分けてもらいたくて、お願いします!って言えちゃうのかなって思う(笑)。勝手にお願いして「We」に入れちゃうなんて大問題ですけどね」と、木村は笑う。

 その結果、アルバム収録曲はソロ曲も含め21曲に。曲数も多く、レコーディングでも泣かされたそうだ。

稲垣「それぞれの曲の世界観を感じつつ、他のメンバーはその楽曲をどうとらえているか考え、イメージしながら歌わなければならなかったので大変でした (笑)。ただ、僕らがすべきは、曲に込められたメッセージをくみ取りながら、SMAPらしく表現していくこと。曲を作らず歌うことに専念しているSMAPだからこそ伝えられるものがあると思っています」

草なぎ「アーティストの方の曲を昇華するのは、やっぱり大変な作業ですよね。だけど、すごい楽しい! それぞれ色が違うので、僕らが歌うことでいい化学反応を起こして、また違うかたちになって聴こえたりするんですよ」

中居「全体の印象としては、ライブでどういうふうに歌っていくのかなって楽しみな作品ですね。RIP SLYMEの曲も、リップ本人が歌っているデモテープを聞いて本人たちが歌えばいいのになって思うくらいかっこよかった。踊れそうな曲というか、…なんとも新しい感じです」

香取「槇原(敬之)さんに作っていただいた曲はすごくいい曲。『世界に一つだけの花』の大きさって越えられないものだとどこかで思ってたのに、そのハードルを軽く飛び越えた感じです。サビの歌詞に「世界」って言葉が入っているのが僕は結構好きですね。LOVE PSYCHEDELICOさんには、5人で歌う曲と僕のソロ曲を作っていただきました。ソロのほうは、きばってない感じの、軽快なロックです」

 爆笑問題の太田光が作詞で参加したことも話題になっている。

稲垣「すごく新鮮でした。歌詞に堰を切ったような勢いがあり、ミュージシャンの方だと、こういう言葉は歌いにくいから使わないというのがあるんだけど、太田さんの言葉のチョイスにはそういうものが一切なくて(笑)」

木村「歌詞っていうよりも、作文チックなの。普段毒ばっか吐いてるやつが、こんなキレイな言葉を言えるんだって(笑)、すごい不思議だったね」

稲垣「音楽って常にリスナーを裏切っていかなきゃいけないし、それが結果、新しいことにつながると思う。太田さんの曲で、そういうものができたんじゃないかな」

 アルバムリリース直前に、8月4日にシングル「This is love」をリリースするという情報も飛び込んできた。ツアーを含め、これからSMAPとして生き生きと活動する5人をたくさん見られそう。「一人のときはそうでもないけど、5人でいると、オレってSMAPだなって思う。う〜わ〜なんだこれ、みたいな」という中居の言葉の端々からも興奮が見える。

 やっぱりSMAPだからできること、5人だからできることがある。

木村「アルバムのジャケットやパンフに地球が書かれていますが、うちらにそこまでの視野はないけど(笑)、楽しいね、うれしいね、気持ちいいねっていうのを、自分らだけのコミュニケーションにせず、いろんなことに広げていけたらいいと思いますね」

 ツアーにリリースにと大活躍。この夏は“う〜わ〜”なSMAPを堪能したい。

We are SMAP! Tour 2010 7.31にキックオフ!!

 アルバムも2年ぶりならコンサートも2年ぶり。メンバーは今、7月31日の札幌ドームからスタートする、五大都市を巡るドーム・スタジアムツアー『We are SMAP!』のリハーサルの真っ最中だ。

香取「ツアータイトルには、「We are SMAPです!」ってみんなが宣言して、どんどん人が集まってきてくれればいいなという思いがこもっています。その「We are SMAP!」という言葉と、アルバムのジャケットデザインの“地球”だけでも想像がいろいろ膨むと思うから、それをどれだけコンサートに詰め込めるかですね。アルバムの曲が多いし、このままだと6時間くらいやんなきゃ(笑)」

 いったいどんな内容になる?

草なぎ「たくさんライブやってきて経験も積んでるけど、もっともっと上を目指していきたい気持ちがみんなにある。長くやってきたからこその僕らの絆とか、そういうのも通して、今までで一番壮大なライブになるんじゃないかと。いい意味で、現実とかそういうものを忘れられるような世界にできたらって。“SMAPワールド”じゃないけど、SMAPのライブの代名詞になるような空間だと思う。宇宙旅行しているみたいな感覚とか、行った事のない国に行ったような気持ちとか、来てもらえると今まで生きてきて感じたことのないような気持ちが生まれる…そういうふうにしたいですね。お客さんも僕自身も一人ひとりが驚くような、スペシャルなこと、すごい仕掛けもあると思います!」

 真夏のツアー、さらに2年ぶりということもあって、かなりヒートアップしたライブになりそう。

木村「夏なイメージだね。まあお互い、薄着な感じなほうが(笑)。気合、入れないとヤバイ」

中居「ケガだけは注意しないといけないなと思いますけど。本番前、会場内のジョギングは、今年もやると思います」

稲垣「ライブを楽しみに待っているみんながいてくれることが幸せ。楽しみなことがあると人って頑張れるし、そういう機会や時間を提供できるのがこの仕事のだいご味であり、ありがたみだと思っています」

 9月19日の東京ドームのファイナル公演まで全19公演。このツアーで、累計観客動員数もジャニーズ史上初の1000万人を達成するという。また、新しい記録がSMAPの伝説に加わる。


Talk to Key People on
We are SMAP!

最新アルバム『We are SMAP!』には、さまざまなジャンルにおけるミュージシャンやクリエイターが参加している。そのキーパーソンに『We are SMAP!』そしてSMAPへの想いを聞いた。


「“不変”であることの素晴らしさを歌ってほしい」
爆笑問題・太田光

 はじめはヴォーカルで!と聞いたので、ヴォイストレーニングと駅前のタップダンス教室に通い始めました。後に「作詞で」と聞いて、良い詩が書けるように精神を鍛えなおすため、一度滝に打たれました。作詞は、久石譲さんのメロディーを何度も繰り返し聞いて浮かんできたものを当てはめました。「チェンジ」「変革」とまるで強迫のように叫ばれることが多い昨今ですが、「不変」であること素晴らしさを常に不変のスターであるSMAPに歌ってほしい、と思いました。そうそう、ヴォイストレーニングはまだ続けてます。…私はいつでも歌う準備があります。

1965年、埼玉県生まれ。1988年に漫才コンビ・爆笑問題でデビュー。ボケを担当。エッセイイストとしても才能を発揮。8月27日にはお笑いライブ公演を全国の映画館で生中継する「爆笑問題 with タイタンシネマライブ」を行う。


「SMAPとの約束を果たせてほっとした」
LOVE PSYCHEDELICO

 以前からオファーをいただいていたんですが、お互いのスケジュールが合わなかったこともあり、やっと実現できて、うれしく思っています。作業のほとんどは、LOVE PSYCHEDELICOのプライベートスタジオ「ゴールデングレープフルーツスタジオ」で行いました。提供させていただいた「This is love」は、メンバーやSMAPファンの皆さんへ、愛をこめてレコーディングしました。シングルに決まってうれしいです。きっと新しいSMAPサウンドになっているんじゃないかな? SMAPとの約束をこんなハッピーな曲で果たせてほっとしています。お楽しみに。

2000年4月にアルバム『LADY MADONNA 〜憂鬱なるスパイダー〜』で衝撃的にデビュー。日本語と英語がナチュラルに行き交う歌詞、アメリカンロックのフレーバーを継承するサウンドで人気を集める。


「国民的グループに楽曲を作る作業を楽しめました」
サカナクション

 このお話を伺ったときは正直びっくりしましたが、とても光栄でしたし、うれしかったですね。SMAPという国民的グループに向けて楽曲を作ることは、普段の楽曲制作とは異なりますが、楽しんで作ることができました。制作にあたって考えたのは、サカナクションでは歌えないし歌わない曲、そうありながらもサカナクションらしさを盛り込むこと。なので、僕の中にあるSMAPのイメージと、僕らしさとして今までやってきたアイデンティティが混ざり合う一点を見つけ、大人になると忘れていく事と、知っていくことをメッセージとして封じ込めました。

2005年に地元札幌で結成した5人組ロックバンド。メンバーは、山口一郎、岩寺基晴、草刈愛美、岡崎英美、江島啓一。2007年にアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャーデビュー。今年3月にアルバム『kikUUiki』をリリースした。


佐藤可士和

2000年の『S map』以来、すべてのSMAPのアルバムデザインを手掛けさせて頂いているのですが、今回の『We are Smap!』というメッセージは、皆さんにも参加していただきたいという想いも込めているので、地球のイラストのまわりに寄せ書きのようなイメージの手書きのタイポグラフィで、シンボリックで親しみやすいデザインに仕上げました。


槇原敬之

幅広い年齢層に人気もあり、影響力もあるSMAPの皆さんにぜひ歌っていただきたいと思う一曲を作りました。自分が常日ごろ大事だと思っている事が、それぞれ個性のある彼らの歌声に乗って届く事を、本当に楽しみにしています。


久石譲

SMAPのメンバーを想定したら自然にメロディーが浮かびました。大きな世界観を表現するためにオーケストラサウンドにしています。“We are SMAP!”に参加できたことは大きな喜びです。


久保田利伸

SMAPへの曲、自分で歌う曲、不思議なくらい同じ気持ちで作業できます。まさに私も「We」ですね。


ダニエルパウター

いつか一緒にクリエイトしよう!というスマスマで共演したときの約束が今回実現できて本当に喜んでいます。LAより愛を込めて。


これが『We are SMAP!』の全ぼうだ!

DISC 1

01. We are SMAP! -Funky Lude-
作詞・作曲:久保田利伸

02. SING
作詞:西寺郷太・谷口尚久/作曲:谷口尚久・西寺郷太/編曲:Rob Mounsey

03. 僕の素晴らしい人生
作詞・作曲・編曲:森大輔

04. そっと きゅっと
作詞:麻生哲朗/作曲:久保田利伸/編曲:山木隆一郎

05. Trust
作詞・作曲・編曲:小室哲哉

06. FEEL IT
作詞:SONG SOO YUN、HAN JAE HO、KIM SEUNG SOO/作曲:HAN JAE HO、KIM SEUNG SOO/編曲:HAN JAE HO、KIM SEUNG SOO、HONG SEUNG HYUN

07. GAIAにおねがい
作詞:ティカ・α/作曲:永井聖一/編曲:ティカ・α、永井聖一、真部修一、西浦謙助

08. ひなげし
作詞・作曲:萩原和樹/編曲:森俊之

09. 短い髪
作詞:麻生哲朗/作曲:田中潤/編曲:宗像仁志

10. Magic Time
作詞・作曲:山口一郎/編曲:冨田謙

11. Love & Peace Inside?
作詞・作曲・編曲:槇原敬之

12. We are SMAP! -Bounce Lude-
作詞・作曲:久保田利伸/編曲:柿崎洋一郎

13. SMAPのポジティブダンス
作詞:鈴木おさむ/作曲:石野卓球/編曲:CMJK

14. Going Over
Words and Composed by RIP SLYME Sound produced by RIP SLYME Additional programming and arrangement by Yukihiro Fukutomi

15. Cry for the Smile
作曲:Daniel Powter 編曲:清水俊也 日本語詞:森内優希・zopp

16. We are SMAP!
作詞:太田光/作曲・編曲:久石譲

DISC 2

01. Memory 〜June〜
作詞:N.マッピー・宮下昌也・宮下浩司/作曲:N.マッピー・宮下浩司・宮下昌也/編曲:N.マッピー・宮下浩司/ストリングスアレンジ:村田泰子

02. 君のままで…
Music:David Foster、Kara Dioguardi/編曲:中西亮輔/日本語詞:小林光明

03. 愛や恋や
作詞・作曲:矢吹香那/編曲:長岡成貢

04. 帰って来たヨッパライ
作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング/作曲:加藤和彦/編曲:DJパロディ・ギャング

05. No Way Out
Words & Music:LOVE PSYCHEDELICO
Produced by:LOVE PSYCHEDELICO

ビクターレコーズ 7月21日(水)発売 3600円(税込)2枚組 全21曲収録


Latest Information on SMAP

アサヒ飲料から 「We are SMAP!」ドリンク登場!
オリジナルドリンク「We are SMAP!」が全国のコンビニエンスストアや主要スーパーで販売中。アサヒ飲料株式会社が、SMAPのニューアルバムやコンサートツアーのコンセプトに賛同し、SMAPの活動を盛り上げていく目的で実現したもの。2002年にはオリジナルドリンク「Drink! Smap!」を発売しているが今回はその初回生産840万本を上回る1000万本を限定発売する。味は、飲みやすくスッキリとした後味が特徴のスポーツドリンクで、カロリーオフ設計。「スポーツに!レジャーに!勉強に!このスポーツウオーターで暑い暑い夏を乗り切ろう!」と中居。

8.4 New Single 「This is love」リリース
8月4日に、ニューシングル「This is love」のリリースが決まった。この曲は、LOVE PSYCHEDELICOが作詞作曲、編曲を手がけた作品で、日々の生活のなかにある普遍的な愛をテーマにして作られた曲。デリコが言うところの「ハッピーな曲」とはこの作品のこと。初回限定盤SB(CD+DVD)、同SS(CD+DVD)がそれぞれ1500円、通常盤が1155円。

「SMAPがんばりますっ!」 完全版DVD発売決定!
今年1月10日に放送された「SMAPがんばりますっ! CHAN TO SHI N AI TO NE! スペシャル」のDVD化が決まった。放送では伝え切れなかったメンバー5人のがんばりを完全収録。また今月放送された「毒トマト殺人事件」も未公開映像も含めて収録される。詳細は追って発表されるので、ウエブサイト(http://www.johnnys-net.jp/j/artists/smap/)をチェック!



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