３アクセル〜日本女子選手２０年の戦い〜
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２０１０年６月。ＩＳＵ国際フィギュアスケート連盟はひとつのルール変更を決断した。というより変更を余儀なくされた。それは女子ショートプログラムにおける３アクセル（単独）の解禁。
長かった。多分、山田満知子コーチをはじめ、３アクセルの先駆者である伊藤みどり、そして日本女子選手に長年携わってきた日本スケート連盟、コーチの方々、そしてフィギュアスケートを見つめてきたファン、全ての人がそう思っているのではないだろうか。
一人の日本人少女が女子史上初めてとなる３アクセルを成功させたのは今から２１年も前の話だ。伊藤みどり。彼女を育てた山田満知子コーチは容姿の劣る日本人が勝つには、これは！というものが無ければならないと、それまで芸術性が重視されてきた女子フィギュア界に新しい方向性を見出した。
芸術からスポーツへ・・・フィギュアをスポーツへ変えた選手。そう言われてから約２０年。
その２０年前から比べて、男子選手において４回転保持者、また挑戦者の数が飛躍的に増えたのに比べて、女子選手で３アクセルを保持しているのは未だにだた一人。２０年前も伊藤みどり一人（〜１回“降りた事がある”のではなく、保持という観点〜 ）であり、現時点でも浅田真央ただ一人。そう思うと、女子選手において３Ａは、基本となる５種類の３回転ジャンプと一線を画す必要があると規制を張られるのも無理もない。（笑）
それでも男子選手が単発の３アクセルでプログラムを構成するのに、女子である浅田選手だけがコンビネーションか、ステップからかという、より難しい構成で跳ばなければならないのは、あまりに理不尽ではないか。私はこれを「浅田真央封じ」だと一人悶々としていた事もある。
それでもついに単発３アクセル解禁となった。ザマーミロ！
このルール変更を今、伊藤みどりはどんな気持ちで見ているだろうか。「She is a Flying Woman（空飛ぶ女性）」
とリンクを沸かせたのは２０年も前の話。伊藤みどりは１０年早い天才だったとも言われたが、やはり２０年早過ぎた選手だったとつくづく思ってしまう。
とにかく、こうした大技に挑戦しやすい扉を開ける事 （〜今まで女子はコンビネーションかステップから跳ばなければならないという足枷（あしかせ）により、多くの挑戦の機会を奪ってきた）で、今まで男子以上のリスクを浅田選手に負わせてきた理不尽さの追求をISUは逃れる事にもなった。（って今までなぜもっと追及しなかったのか？と思う所だが）
現在の所、ショートから３アクセルを入れられるのは浅田選手だけだ。仮に他の選手が３アクセルを挑戦するにもまずはフリーで入れるところから始めるだろう。だが、フリーで入れる選手もまだいない。
本音で言えば「３アクセルは浅田真央の専売特許であってほしい」と思っているが、今シーズン新たな３アクセル挑戦者は現れるだろうか。
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fukufuku さん、
はじめまして。
どうぞ、「踏み絵」を踏んでから、お話ください。↓
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http://midoriitos.blog133.fc2.com/blog-entry-62.html
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2010/7/19(月) 午前 10:55 [ ud_hshuua ]