第1回 2級ｷｬﾘｱ･ｺﾝｻﾙﾃｨﾝｸﾞ技能検定を振り返る
第2回 2級キャリア・コンサルティング技能検定の受検申請受付が
先月6月8日（月）で終了し、今月7月7日（火）に受検票が発送された。
今回は“実技試験のみ”の実施になり、7月26日（日）に論述試験が
行われる。
既にネットでは、第1回試験を受検された方々の体験記や試験結果に
ついての内容が数多くブログ等に掲載されている。
試験まで2週間あまりとなったこのタイミングで、私の第1回技能検定
受験について振り返ってみたいと思う。
■ 技能検定実施を知る
そもそも第1回技能検定実施を知ったのは昨年10月。
それも、以前講座で知り合った方からの年1回行われる定例会（勉強会）
の案内で初めて知った。
『技能検定？特例講習？一体何？』の状態であった。
暫くキャリア関係の勉強から離れていたので、“浦島太郎”状態だった
のである。
しかし、この情報提供は今から考えても非常に有難いものであった。
まさに「ウィーク・タイズ」（weak ties＝弱い絆）である。
早速webで調べてみたところ、修了すると学科試験が免除となる「特例
講習」は、首都圏の全ての会場では既に満員・終了のオンパレード。
かろうじて2箇所空いていたうちの“某地方都市”開催分に滑り込むことが
できた。まずは一安心。
加えて、既に公開されていた受検申請書類をダウンロードし、「よくある
質問」コーナーや協議会ブログを読んで試験の概要を把握した。
そして、とりあえず受検手続の準備は進めることにした。
■ 受検を決める
“都内某所”で行われた定例会（勉強会）に参加。キャリアカウンセリング
を初めて学んだ講座を担当された有名な“某先生”もボランティアでお越し
いただいていた。そして“あくまでも参考”ということで、先生が考える技能
検定試験のお話をしていただいた。
結論としては、こういった試験は早い段階のうちに受検して合格した方が
いいだろうとのこと。
面接試験での20分間のロールプレイはそれほど長いものとは思わない
し、“具体的な展開”を求められる方が自分としてはやり易い。
第1回の試験になるのでどんな内容になるのかはハッキリわからないが、
知り合いの多くが受検するということだったので、とりあえず“記念受検”
という気楽な心境で臨み、“今の自分の実力”を試してみようと思った。
受検手続の準備は先行して進めていたものの、これで正式に受検する
ことに決めた。
■ 受検申請を行う
受検申請期間初日の2008年10月16日（木）。特例講習を受講する前
ではあるが、修了（修了証発行）を待たず早めに手続きを行うことにした。
これは、受検案内に次のような記載があったためである。
実技試験を希望する受検者数が想定数を超え、会場確保が困難に
なる場合は、受検申請受付期間の途中であっても、受付を停止すること
があります。その場合は、受検可能と判断される同日消印での到着分に
ついて受け付けし、それ以降に到着したものについては、次回の試験を
優先的に受けられるよう配慮することとします。
＜２級キャリア・コンサルティング技能検定 受検案内より引用＞
第1回の検定ということもあり、協議会としても状況が読めないという
事情のあることが窺える。
出勤前に勤務先近くの郵便局で「受検手数料（29,900円）」の振込を
行い、近くのコンビニで振込み控えをコピーして再び郵便局へ戻る。
そして再度「受検申請書」と「写真票」の内容を確認するなどの“作業”
を行ってから“簡易書留（490円）”にて書類送付を無事完了させた。
私は特例講習修了前なので、「実技試験のみ」の受検申請となった。
また、受検資格は「標準レベルキャリア・コンサルタントで、3年以上の
実務経験を有する（者）」に該当する。
そして今月受講する特例講習を修了し、実技試験に合格した場合は、
（現在は閉鎖されているが、当時別ページの形式で開設されていた）
「キャリア・コンサルティング協議会のブログ」に次のように掲載されて
いた内容（下記２．）に沿って申請手続きを行うことになる。
2008年 10月 10日
特例講習修了により学科試験免除で受検申請しようとする方へ
キャリア・コンサルティング技能検定は学科、実技試験それぞれ
単独で受検可能です。
特例講習修了により学科試験免除の適用を受け、実技試験のみ
を受検申請しようとする方は以下の２つの方法があります。
ご自身の都合に合わせて申請してください。
１． 特例講習修了後に、受検申請書に特例講習修了番号を
記載して受検申請する。
２． 特例講習修了前に、実技試験のみ申請する。実技試験が
合格したら、あとから特例修了の申請手続きをする。
＜キャリア・コンサルティング協議会のブログより引用＞
しかし、この件で後でトラブルに遭うことになるとは、当然ながらこの時は
知る由も無かった。
■ 特例講習受講
飛行機に乗り前泊で“某地方都市”へ。観光をしたいところであったが、
仕事疲れや明日の講習へ備えるため、ホテルでのんびり過ごす。
そして翌日市内にある某会場へ。定員50名程度と思われる部屋には、
地元の産業カウンセラー協会の関係者も何人か見受けられた。
さてこの特例講習、受講した知人からの情報やその他受講された方の
ブログで知る限りでは“全員合格”、“楽勝”ということだった。
他の参加者の認識も同様のようで、和やかな雰囲気で講習は進んで
いった。
しかし、講義の終わり頃になって、急に雲行きがあやしくなってくる。
テストに出る項目を教えてくれるといったことはほとんどなく、そのまま
「確認テスト」へ突入。予想していなかった状況に参加者からざわめきが
起こる。テストは多少の動揺と緊張感もあって問題が難しく感じられる。
とにかく必死になって回答をする。“本当の確認テスト”になってしまった。
テスト終了後は採点の時間を埋めるためのグループでの話し合い。
参加者からは『他の日程のものとは様子が違う！』といった意見が続出。
地元参加者によると、一昨日の日程の同地区での講習では“全員合格”
だったとのこと。しかし、今日に限ってはおよそかけ離れた内容となった。
そして採点作業が終わり講習も終了。50音順で名前が呼ばれて部屋を
出ると、参加者には2種類の封筒のうちのいずれか（合格のものと不合格
のもの）が手渡された。合格したかどうかは、封筒の中身を見た後の参加
者の表情ですぐに分かった。
私は何とか合格することができたが、表情を観ている限り不合格の方も
相当多くいたように思う。特に、カウンセリングの実践経験はあるものの、
人事業務経験のない参加者（特に年配者）にとって今回のテスト問題は
難しかったのではないか。
それにしても、確認テストで合格するのが修了条件とはいえ、これまで
開催された他の日程の講習内容とは全く異なる状況（事実上、お金を
払って学科試験免除を獲得する）だったことを考えると、主催者である
キャリア・コンサルティング協議会へは抗議に近い問い合わせが多く
あったのではないかと想像する。いやぁホント、冷や汗モンでした。
でもこれでとりあえず実技試験に臨めます。
ところで、渡された封筒の中にはカラー印刷された｢実践力向上講習｣の
案内が入っていた。案内には“熟練レベルのキャリア･コンサルティングを
体得できる！”と書かれており、その“ねらい”として次の5つの事項が
挙げられていた。
１．熟練レベル・キャリア・コンサルタントに必要な能力を理解することが
できる。
２．ラポールの形成、傾聴の後に来る具体的手立てを身につけることが
できる。
３．問題の把握と対処方針の決定・実行までを確実にカバーできるように
なる。
４．徹底したロールプレイと振り返りで、面談の自己評価ができるように
なる。
５．「こんな質問しても嫌われないか」等、面談時の不安を解消することが
できる。
これを読んでみてちょっと？ そして裏面のプログラム内容を見て？？？
これって「標準レベル」の範疇に入るものではないのだろうか？
それに“逐語記録”なんて… もちろん、逐語の重要性は決して否定する
ものではないが、「熟練レベル」の対策講座で逐語なのかと思ってしまう。
私の場合、カウンセリングスクールで逐語記録の作成・検討だけでなく、
ケースレポートを作成してGSV（グループ・スーパービジョン）も経験して
いるのでそう捉えてしまうのだろう。それだけ、キャリア系（のみ）には
逐語を起こしてきた経験者が少ないということなのかもしれない。
なお、受講料は協議会サークル会員の方でも、4日間のコースでなんと
105,000円！（2日間コースは57,000円） これはGCDFの継続学習
プログラム並みの高さだ。
講師4人のうち3名の方は“産業カウンセラー系”で、既に面識がある
（残り1名はGCDF系の方）。
私は、技能検定については“今現在の自分の実力で臨む”という認識
なので、特別に勉強をするつもりはない。今回の技能検定は“これまで
の自分が問われる（試される）”という位置づけで捉えている。
そもそも、急に実力がつく（上がる）、というものでもないだろう。
確かに、実践力向上講習の内容は学ぶことが多くあるとは思うし、
受講者が置かれている立場も様々なので、中には“即製栽培”的に
実力を上げる必要のある方もいるだろう。
ただ、私は試験に落ちてもこの講習を受けるつもりにはなれない。
■ 勉強会へ参加
11月上旬の日曜日。知り合いの紹介で“とある勉強会”へ参加。
第1回の勉強会ということで30〜40人ほどが会場に来ていた。特例講習
を修了して今回の実技試験に臨まれる方が多いようで、試験対策として
論述対策とロールプレイを行う。
私は疲れもあってあまりヤル気が起きず、両方ともにボロボロの状態。
女性2人と私の3人1組でのロールプレイでは、職場の人間関係での愚痴
のような話を聞くことに。こういう内容は私は苦手である。“問題解決的
思い”が頭をもたげてくるのが意識される。
観察者の方からも少々手厳しい指摘を受けたが全くその通りであった。
勉強会での出来はともかくとして、検定受験へのモチーベーションの維持
には大いに役立ったと思う。
■ 受検票が届く
12月上旬、帰宅するとポストに不在票が届いていたので、隣駅にある
郵便局の夜間窓口で受け取ったところ、｢受検票｣であった。
論述試験は12月21日（日）。会場は渋谷の青山学院大学。そして面接
試験は第1希望の2月上旬の日にちが記載されていた。まずは一安心。
いよいよ試験が近づいてきた。当日は、とにかく受験票だけは忘れない
ようにしなくては。
■ 実技試験（論述）を受ける
12月21日（日）。実技試験（論述）会場の青山学院大学（渋谷）へ。
正門前はこれまで何度も通っていたが、校内に入るのは学生時代以来。
キャンパスへ入ってみて感じたのは、思っていたよりも自分より若い世代
が多いということ。恐らく、紹介会社や派遣会社でいわゆるコンサルタント
をしている受検者なのだろう。また、午前の学科試験から試験に臨んで
いる方も多いようで、年配者（熟年・シニア層）が紙を片手に論述試験の
予想やポイントについて、若者を含めた勉強仲間と“語りあっている”のが
あちこちで見受けられた。
私は特にすることも無いので、そんな様子を眺めながら一服するなどして
過ごすことに。
そして集合時間10分前に指定された教室に入る。教室内では各自予想
した論述内容を確認している（記憶している？）様子が見受けられた。
私は何も用意していなかったのでボーッとして過ごす。
13時30分の集合時間になり、係員から試験について一通りの説明が
行われる。そして暫く待ちの時間を過ごした後、14時00分に論述試験
開始。
いきなり問題に“ガッツク”ことはしないで、まずは落ち着いて見開きA3版
の問題用紙をザーッと眺めることに。用紙左右にわたって逐語記録が
載っている。
なお、2級実技（論述）試験の問題は既に公開されているので、以降は
問題内容を含めて述べていくことにする。
まずは、問題用紙左上に記載されている、クライエントとカウンセラーの
関係を押さえておく。
相談者（CL）は26歳の男性で500人規模の会社勤務（正社員）。本人の
希望で来談。
“500人規模”ということは中堅企業に該当するので、大企業とは異なり
複数の仕事に携わることは、私の経験からも予想できる。今回の相談も
この事項に関連する内容となっていた。そして自主的に来談していると
いうことも押さえておくことにする。
一方、キャリア・コンサルタント（CO）は“民間の相談機関の専任社員”
とのこと。私にとってはイメージがちょっとつかみ辛いが、“社内相談室
ではない”ということで押さえておく。
次に、問題用紙右下に記載の【 問 題 】を確認。
問題１ 相談者がこの面談で相談したい「問題」は何か記述せよ。
⇒ これは相談内容、主訴と捉えることにする。
問題２ あなたは、上記の「問題」を解決するにあたって、�，匹海北槁犬�
おいて、�△匹ΔいΔ海箸魘饌療�に実施したいか。あなたのストラテジー
（戦略）を記述せよ。
⇒ 「ストラテジー（戦略）」という言葉に一瞬？と思ったが、
とりあえずの目標と、そのためにどのように面接を進めていくか、
ということと理解した。
問題３ この相談者の�〆８紊硫歛蠅浪燭�、�△修硫歛蠅魏魴茲垢覦�
に、今後どういうことを具体的に実施するとよいか、あなたの考えを
記述せよ。
⇒ 逐語記録から想定される“CLのパーソナリティ”に関することと
とりあえず理解しておく。
逐語記録の内容を読んでいくにつれて、人事関連業務に携わっている
自分と重なるところもあったが、そのことに囚われすぎてはいけない。
また、この事例（ケース）は人事業務に携わる人であれば、比較的取り
組みやすい内容だと言える。しかし、そういった思い込みが落とし穴へと
繋がっていく恐れも充分にある。注意して取り組まなければ。
さて、記憶している限りでは私は“その時”以下のように考えてみた。
問題１
自分から希望を出して総務部へ異動となったが、担当業務である
社員教育と安全衛生の両方を続けていくか、それともどちらか一方に
業務を絞ったらいいのかで迷っている。
問題２
�仝什瀉甘�している社員教育と安全衛生の両方を続けていく。
�△泙困肋綮覆範辰傾腓い竜＿颪鮖�ち、CLに現在の業務を担当させて
いることについて、上司がどのように考えているのかを確認するよう
に勧めてみる。
また、必要であればCO自身の経験談を伝え、将来部署全体を見て
仕事ができるようになるためには、現在の業務を続けていくことが
必要であることについて伝えてみる。
問題３
�仝什澆涼甘�業務、そしてそこから派生している社会保険業務が大い
に関連していることについて、知識・経験の不足もあってCLが理解を
していないこと。
また、複数業務が重なると仕事が進まない状態に陥ってしまう状況
は、異動前の営業職でも見受けられる。上司に相談せず（できず）
一人で業務を抱え込んでしまう傾向は、CLの特徴として挙げること
ができる。CLは「一人前」になることを、誰にも相談せず・力を借りず
に「一人きりの力」でやりきることと誤解してはいないだろうか。
入社4年目の26歳ということもあり、社会人としてはまだまだ未成熟
な状態にあると思われる。
�↓，砲弔い董⊂霾鹹鷆，鮃圓辰討い�中で、直接・間接的に「教えて」
いくことを中心にCLへアプローチしていきたいと考える。
こういった内容を箇条書きを使用したり、述語の使い方に気をつけながら
記載したと思う。
試験開始後30分経過で中途退出された方もいたようだが、私を含めて
ほとんどの受検者は60分間ギリギリまで問題に取り組んでいた。
そして論述試験は終了。試験問題は持ち帰りができた。
今、改めて考えてみれば捉え方が浅く、足りない事項も多くあったが、
事例が業務に関連していたこともあり、それなりの解答は記述することが
できたと思う。“甘い”自己評価として「7割程度」といったところか。
とりあえずは、落ち込むことなく「面接試験」に繋がったとその時思った。
■ 実技試験（面接）を受ける
2009（平成21）年に入り、1ヶ月余り過ぎた2月上旬の日曜日。
今日はいよいよ面接試験である。
指定された集合時間の1時間ほど前に実技試験（面接）会場最寄駅の
海浜幕張に到着。駅ビルの吉野家で軽く腹ごしらえをしてから会場へ
向かう。会場のOVTA（（財）海外職業訓練協会）は産業カウンセラーの
面接試験で初めて訪れた場所。以降も協会主催の向上訓練（現シニア
コース講座）などで宿泊を含め何度も利用している。喫煙場所やトイレの
場所なども把握しており、勝手知ったる場所である。
ところで昨夜、前日になって受験票一式を確認していたら、「実技（面接）
試験実施概要」の裏面に、【実技（面接）試験 ロールプレイケース
内容】として5ケースが書かれていることに初めて気がつく。
『アラっ、こんなものが！』って感じ。そう言えば、以前に誰かが言っていた
ことを思い出す。『これだったのか〜』という感じ。ただの確認不足。
5ケース全てについて対策を考えてみようかと少し思ったが、面倒なので
アッサリと止めることに。技能検定なのだから、“今現在の自分”を出して
やってみればいい、ということに。“本番モード”で臨んでみよう。
さて、話はOVTAに戻る。集合場所の狭い教室には、折畳み椅子で30人
〜40人ほどがギリギリで座れるようになっていて、多くの人が既に座って
静かに待っていた。
入口近くの一番前の席に座り、椅子の上に置いてあった面接試験受験に
あたっての注意書き（内容は忘れた）にサラっと目を通しておく。そして、
“一応”、 【実技（面接）試験 ロールプレイケース内容】の5ケースに
目を通す。男性のものが2ケース、そして女性のものが3ケース。年齢層も
20歳代〜50歳代としっかり押さえれている。何となく、『“このケース”が
来たらイヤだな』と思うものがひとつあった。
そして、まだ時間があったので1階に降りて指定喫煙所にて一服。
それからエレベーターで集合場所に戻ると間もなく集合時間になり、
熟年男性の係員からの説明が始まった。
アルファベットで組が分けられ、私は運よく（？）最初の組になったので、
そのままエレベーターでひとつ下の階へ。そして会場係員と思われる
女性から名前の確認があり、面接場所となる部屋の前の椅子に座る
よう促されて暫く待つことに。この状況は以前受けた産業カウンセラーの
面接試験の時と同じであった。まあ、試験会場が同じだからね。
産業カウンセラーの面接試験を受けた人ならわかると思うが、ここから
既に試験は始まっていると思っていた方がいい。
私の左側近くには40歳代と思われる、女性の試験係員が座っていた。
『恐らく、この人がクライエント役（相談者役）だな』とその時感じた。
そして、いよいよ名前を呼ばれて面接場所の部屋に入る際、その女性も
入ってきたので相談者役だと再確認する。
部屋に入ると、奥の机に女性と男性の試験官が座っており、まず彼らに
“名前と受検番号が印刷されたシール”を手渡した。そして、促されて
試験官から正面の位置に置かれた椅子の横に向かう。試験官と私の間
には少しばかり距離があり、加えて私のすぐ前には机がひとつ置かれて
いて、その上には“時計とICレコーダー”が置いてあった。時計は私から
見える位置に置いてあったので、時間経過を見るために用意されたもの、
そしてICレコーダーは私の20分間のロールプレイと、その後行われる
10分間の口頭試問を“録音”するのだとその時気づいた。
そして相談者役の女性は、私の右側にある椅子の横に立って既に待って
いた。
なお、ここで断っておくが、私が受けたものを含めた5ケースについては
公開されていないので、ここでの詳細な記載は控えることとする。
『始めて宜しいですか？』と尋ねたが試験官からの反応が無かったので、
さっそくロールプレイを始めることに。相談者役の座る椅子の位置は
既に決められていたので座るように促し、私も椅子に座る。私から見て
左横の方向に試験官が座っている状況である。
そして相談者役の首に掛けている名札プレートを見ると、“私がイヤだな
と思っていたケースの女性の名前”がしっかりと書かれてあった。
『アチャー』って感じである。イヤな予感は当たってしまうものらしい。何も
こんなところで当たらなくても…
でも“とにかくやるしかない”ということで、挨拶をして名前を名乗って
から、『今日はどのようなご相談でいらっしゃったのですか？』と訊いた
ところでふと頭をよぎったのは、“事前に相談される内容を知っていて、
どうやって対応していこうか？”ということだった。
しかし、私の問いかけに対して相談者が話す内容を聞いているうちに、
その疑問は無くなっていった。“とにかく本番モードで臨んでみよう”と
いうことである。今は緊張はそれほどしていない感じである。
相談内容（主訴）を聞いて、それに対していくつか質問を行い、内容や
相談者の考え・気持ちを確認しながら整理していく。そして、情報提供
を含めながら自分の感想を述べた上で、今後相談者が行っていった方
がよいと思われる活動について、自分の考えを伝えて提案し、相談者
の反応を観た。当然ながら少し迷いはあるようだが、それほど嫌がって
いる感じには見えない。同様の内容を伝えながら話を進めていった。
相談内容等を聞いて私が考えたのは、相談者の希望している条件は
そのままにしながらも、雇用形態を含めて幅を拡げて（視野を拡げて）
探していく、というものだった。
後半にやり取りが少し重複（堂々巡り）するところはあったが、今後の
行動計画について相談者と合意をし、次回までの相談者の宿題そして
私の宿題をお互い確認して20分に収めて面接を終えることができた。
そしてその後は10分の口頭試問。椅子を試験官側に向けて座り直す。
試験官は40歳代の女性と50歳代の男性。女性がリードを取って進んで
いく。
質問された正確な内容については忘れてしまったが、受検された方々が
ブログ等に掲載しているものと変わらなかったように思う。
○ロールプレイで良かったと思うところ、そして改善したいと思うところ
○相談者の主訴と、相談者の問題（課題）だと思うところ
○その相談者の問題（課題）へのアプローチについて
やはり多少緊張はしていたが、堂々としっかり伝えることができたと思う。
そして面接試験は終了。挨拶をして部屋を出る。そのまま荷物を持って
OVTAを後にする。
根拠は全く無いが、論述試験と同じく、“甘い”自己評価で“70点ぐらい”
だろうか。ロールプレイ、口頭試問を通して大きな失敗は無かったように
思う。相談者役にも恵まれていたのかもしれない。ただ、後になってから
気づいたのは、ロールプレイの中で「守秘義務」について伝えることを
すっかり忘れてしまっていたこと。でも、既に済んでしまったことなので
“まっ、いいか”ということで。
とりあえず試験は全て終わった。それなりの達成感と安堵感はあったの
だろうか、帰りの電車ではほとんど寝て過ごした。
■ 試験結果が届く
当初、合否通知の発送は3月下旬（予定）とのみ記載されていて、
発送日は記されていなかった。
第1回の試験なのでいろいろと混乱しているのであろうか。
そのうち、webサイトに以下の掲載がアップされていた。
2009年03月23日
合否通知書の発送について
合否通知書は3月24日に発送します。3月30日までに届かない場合は
協議会までご連絡ください。
＜国家検定キャリア・コンサルティング技能検定のサイトより引用＞
その数日後、帰宅するとポストにハガキが入っていた。どうやらこれが
「合否通知書」のようである。
家に入って早速開けてみる。論述：到達、実技：到達 実技試験合格で
ある。『オー、受かったー！』。まずは正直、ホッとした。
これで特例講習修了の申請を行えば、正式に合格証書がもらえるはず
である。
実技試験の合格は、論述・面接ともに合格基準に「到達」している必要が
ある。
翌日、技能検定のサイトをちょっとビックリ。この種の試験にしては合格率
が低い。国家検定だからか？
実技試験の合格率はナント17.4％！ 2,743人受検して合格したのは
478人。それなりの手応えはあったものの、よく合格できたものだと
しみじみ思ってしまった。
そして総合の合格者は452人。
なお、“受験資格別結果”は次のとおり。
(1) 実務経験5年以上： 約6.5％
(2) 学士＆実務経験4年以上： 0％
(3) 養成訓練修了＆実務経験4年以上： 約5.5％
(4) 修士＆実務経験3年以上： 約17％
(5) 標準資格者＆実務経験3年以上： 約17.5％
私は(5)に該当する。合格者の割合が一番多いゾーンになるらしい。
■ 落とし穴
実技試験合格の通知が届き、あとは特例講習修了の申請を行えば、
合格証書がもらえることになる。晴れて“技能士資格取得”である。
いずれ協議会から、申請に関して何かしらの通知が届くものだと“勝手に”
思い込んでいた。今から思えば非常に甘い考えであった。
実は、2月の終わりに協議会サイトで以下の掲載が行われていたらしい。
試験が終わって間もない頃だったので、当然そんなサイト情報なんて見て
いなかった。そして、この“事態”を知ったのは3月の終わり頃だった…
2009年02月26日
【急告】第１回の技能検定受検者で、学科試験免除申請をされていない
方へ
既に第1回技能検定受検者で、特例講習修了による学科試験免除の
申請をされていない方は３月４日（水）までに協議会までご連絡ください。
申請書を送付致します。
特に2008年9月〜10月に特例講習を修了し、学科試験免除の申請を
されていない方はご注意ください。
なお、来年度（2009年4月以降）に実施されます、
第２回以降のキャリア・コンサルティング技能検定において、学科試験
免除を申請予定の方は、上記のご案内には該当しませんのでご注意
ください。
＜キャリア・コンサルティング協議会のブログより引用＞
■ 協議会への問合せ
既に申請の期日は過ぎてしまっているが、確認をするため協議会へ電話
をしてみた。もちろん、少しばかり“意見”を言いたかったこともある。
既に私と同じ立場の方々からの問い合わせもあったのだろう、電話に
出た担当者は“平謝り”に近い感じだった。
担当者の話では、これから特例講習修了の申請をしても、正式な合格
扱いは“次回（第2回）”の合格者と一緒になるとのこと。厚生労働省が
決めることなので、協議会としてもどうしようもないことらしい。
多少の文句は言わせてもらったが、仕方がないのでそれ以上は止めた。
初回の検定ということで、いろいろと混乱があることは充分に分かった。
とにかく、担当者に言われたとおりに申請書をダウンロードして提出。
自分の確認ミスも確かにあったが、それにしても長いなぁーと思って
しまった。
合格証書を手にするのは“12月頃”になってしまうだろう。当然ながら、
それまでは資格を名乗ることはできない。
合格して喜んでいたら思いもしなかったことが起こって、いろいろと感じた
り考えたりする。まことに勝手なものである。
■ 合格証書が届く
特例講習修了・実技試験合格に伴い、学科試験免除の申請書を協議会
に提出してから1ヶ月あまり経った頃、申請書が届いているかどうかを
確認するため協議会へ電話をする。
申請書は届いていたのでまずは安心。そして担当者から、私と同じ状況
にある実技合格・特例講習修了者の追加合格申請を厚生労働省に行う
予定であることを知らされる。これは非常にありがたいことである。
もっとも、担当者によると、申請が許可されるかどうかはわからないとの
こと。協議会としても努力してもらっていることが分かり、お礼を言って
電話を切る。上手くいけばいいが。期待しないで待つことにしよう。
そして…
暫くしてからポストに“コレ”が入っていた。どうやら上手くやってくれた
ようである。協議会に感謝、である。
送付物の中身はこれら。
「平成21年度試験 合格通知書」。追加の合否判定で合格決定と
された。
「技能検定合格証書」。ようやく手にすることができた。
これで晴れて技能士を名乗ることができるようになった。
「キャリア・コンサルティング技能士会入会のご案内」等一式。
技能士会 会員サービス は次のとおり。
�．�ャリア・コンサルティング技能士会登録カードの発行
登録カードは業務時、または照会を求められた際などに会員が提示
します。
�▲如璽織戞璽好機璽咼�
学習履歴や活動履歴などの自己登録管理システム
�５伺住両伐饌弍�
ユーザーからの問い合わせに対して技能士会に登録していることを
証明したり、苦情処理にあたります。
�ぅ瓮襯泪�配信
�サ伺住硫颯曄璽爛據璽犬悗亮�己PR公開
希望者のみ
�Ψ兮崖惱�・講座の実施と紹介、イベントのご案内
�Щ纏�紹介
��有料人材紹介
平成21年秋から事業開始予定
��技能士Webネットワーク
��スーパービジョンの斡旋
��指導レベル講座の受講機会
年会費はサークル会員になっているので無料。
但し、「データ登録費」として10,500円が必要。
合格したらしたでいろいろと費用が発生するものである。
「キャリア・コンサルティング技能士会入会申込書
兼キャリア・コンサルタント倫理綱領遵守誓約書」
「技能士会 入会申込書類（登録データ）」第1表の記入例。
「技能士会 入会申込書類（登録データ）」第2表の記入例。
申込みをすると、「技能士会データ登録費及び年会費のご請求について」
が郵送されてきた。
そしてデータ登録費の振込確認が行われると、「SNSログイン時のパスワードのお知らせ」が郵送されてきた。
技能士会紹介のWebサイト。
技能士会データベースへの入り口。
ログイン後のトップページ。上部には「お知らせ」が掲載されている。
登録するデータはwebで入力・追加・修正のほか、公開する・しない等の
設定も可能。
■ 技能士会登録証が届く
7月になってコレが届いた。再配達で到着である。
届いたのは「キャリア・コンサルティング技能士会登録証」。
技能士としてはようやくスタートラインに立ったばかり。
この領域にいる限り、死ぬまで自己研鑽の日々が続いていく。
そもそも第1回技能検定実施を知ったのは昨年10月。
それも、以前講座で知り合った方からの年1回行われる定例会（勉強会）
の案内で初めて知った。
『技能検定？特例講習？一体何？』の状態であった。
暫くキャリア関係の勉強から離れていたので、“浦島太郎”状態だった
のである。
しかし、この情報提供は今から考えても非常に有難いものであった。
まさに「ウィーク・タイズ」（weak ties＝弱い絆）である。
早速webで調べてみたところ、修了すると学科試験が免除となる「特例
講習」は、首都圏の全ての会場では既に満員・終了のオンパレード。
かろうじて2箇所空いていたうちの“某地方都市”開催分に滑り込むことが
できた。まずは一安心。
加えて、既に公開されていた受検申請書類をダウンロードし、「よくある
質問」コーナーや協議会ブログを読んで試験の概要を把握した。
そして、とりあえず受検手続の準備は進めることにした。
■ 受検を決める
“都内某所”で行われた定例会（勉強会）に参加。キャリアカウンセリング
を初めて学んだ講座を担当された有名な“某先生”もボランティアでお越し
いただいていた。そして“あくまでも参考”ということで、先生が考える技能
検定試験のお話をしていただいた。
結論としては、こういった試験は早い段階のうちに受検して合格した方が
いいだろうとのこと。
面接試験での20分間のロールプレイはそれほど長いものとは思わない
し、“具体的な展開”を求められる方が自分としてはやり易い。
第1回の試験になるのでどんな内容になるのかはハッキリわからないが、
知り合いの多くが受検するということだったので、とりあえず“記念受検”
という気楽な心境で臨み、“今の自分の実力”を試してみようと思った。
受検手続の準備は先行して進めていたものの、これで正式に受検する
ことに決めた。
■ 受検申請を行う
受検申請期間初日の2008年10月16日（木）。特例講習を受講する前
ではあるが、修了（修了証発行）を待たず早めに手続きを行うことにした。
これは、受検案内に次のような記載があったためである。
実技試験を希望する受検者数が想定数を超え、会場確保が困難に
なる場合は、受検申請受付期間の途中であっても、受付を停止すること
があります。その場合は、受検可能と判断される同日消印での到着分に
ついて受け付けし、それ以降に到着したものについては、次回の試験を
優先的に受けられるよう配慮することとします。
＜２級キャリア・コンサルティング技能検定 受検案内より引用＞
第1回の検定ということもあり、協議会としても状況が読めないという
事情のあることが窺える。
出勤前に勤務先近くの郵便局で「受検手数料（29,900円）」の振込を
行い、近くのコンビニで振込み控えをコピーして再び郵便局へ戻る。
そして再度「受検申請書」と「写真票」の内容を確認するなどの“作業”
を行ってから“簡易書留（490円）”にて書類送付を無事完了させた。
私は特例講習修了前なので、「実技試験のみ」の受検申請となった。
また、受検資格は「標準レベルキャリア・コンサルタントで、3年以上の
実務経験を有する（者）」に該当する。
そして今月受講する特例講習を修了し、実技試験に合格した場合は、
（現在は閉鎖されているが、当時別ページの形式で開設されていた）
「キャリア・コンサルティング協議会のブログ」に次のように掲載されて
いた内容（下記２．）に沿って申請手続きを行うことになる。
2008年 10月 10日
特例講習修了により学科試験免除で受検申請しようとする方へ
キャリア・コンサルティング技能検定は学科、実技試験それぞれ
単独で受検可能です。
特例講習修了により学科試験免除の適用を受け、実技試験のみ
を受検申請しようとする方は以下の２つの方法があります。
ご自身の都合に合わせて申請してください。
１． 特例講習修了後に、受検申請書に特例講習修了番号を
記載して受検申請する。
２． 特例講習修了前に、実技試験のみ申請する。実技試験が
合格したら、あとから特例修了の申請手続きをする。
＜キャリア・コンサルティング協議会のブログより引用＞
しかし、この件で後でトラブルに遭うことになるとは、当然ながらこの時は
知る由も無かった。
■ 特例講習受講
飛行機に乗り前泊で“某地方都市”へ。観光をしたいところであったが、
仕事疲れや明日の講習へ備えるため、ホテルでのんびり過ごす。
そして翌日市内にある某会場へ。定員50名程度と思われる部屋には、
地元の産業カウンセラー協会の関係者も何人か見受けられた。
さてこの特例講習、受講した知人からの情報やその他受講された方の
ブログで知る限りでは“全員合格”、“楽勝”ということだった。
他の参加者の認識も同様のようで、和やかな雰囲気で講習は進んで
いった。
しかし、講義の終わり頃になって、急に雲行きがあやしくなってくる。
テストに出る項目を教えてくれるといったことはほとんどなく、そのまま
「確認テスト」へ突入。予想していなかった状況に参加者からざわめきが
起こる。テストは多少の動揺と緊張感もあって問題が難しく感じられる。
とにかく必死になって回答をする。“本当の確認テスト”になってしまった。
テスト終了後は採点の時間を埋めるためのグループでの話し合い。
参加者からは『他の日程のものとは様子が違う！』といった意見が続出。
地元参加者によると、一昨日の日程の同地区での講習では“全員合格”
だったとのこと。しかし、今日に限ってはおよそかけ離れた内容となった。
そして採点作業が終わり講習も終了。50音順で名前が呼ばれて部屋を
出ると、参加者には2種類の封筒のうちのいずれか（合格のものと不合格
のもの）が手渡された。合格したかどうかは、封筒の中身を見た後の参加
者の表情ですぐに分かった。
私は何とか合格することができたが、表情を観ている限り不合格の方も
相当多くいたように思う。特に、カウンセリングの実践経験はあるものの、
人事業務経験のない参加者（特に年配者）にとって今回のテスト問題は
難しかったのではないか。
それにしても、確認テストで合格するのが修了条件とはいえ、これまで
開催された他の日程の講習内容とは全く異なる状況（事実上、お金を
払って学科試験免除を獲得する）だったことを考えると、主催者である
キャリア・コンサルティング協議会へは抗議に近い問い合わせが多く
あったのではないかと想像する。いやぁホント、冷や汗モンでした。
でもこれでとりあえず実技試験に臨めます。
ところで、渡された封筒の中にはカラー印刷された｢実践力向上講習｣の
案内が入っていた。案内には“熟練レベルのキャリア･コンサルティングを
体得できる！”と書かれており、その“ねらい”として次の5つの事項が
挙げられていた。
１．熟練レベル・キャリア・コンサルタントに必要な能力を理解することが
できる。
２．ラポールの形成、傾聴の後に来る具体的手立てを身につけることが
できる。
３．問題の把握と対処方針の決定・実行までを確実にカバーできるように
なる。
４．徹底したロールプレイと振り返りで、面談の自己評価ができるように
なる。
５．「こんな質問しても嫌われないか」等、面談時の不安を解消することが
できる。
これを読んでみてちょっと？ そして裏面のプログラム内容を見て？？？
これって「標準レベル」の範疇に入るものではないのだろうか？
それに“逐語記録”なんて… もちろん、逐語の重要性は決して否定する
ものではないが、「熟練レベル」の対策講座で逐語なのかと思ってしまう。
私の場合、カウンセリングスクールで逐語記録の作成・検討だけでなく、
ケースレポートを作成してGSV（グループ・スーパービジョン）も経験して
いるのでそう捉えてしまうのだろう。それだけ、キャリア系（のみ）には
逐語を起こしてきた経験者が少ないということなのかもしれない。
なお、受講料は協議会サークル会員の方でも、4日間のコースでなんと
105,000円！（2日間コースは57,000円） これはGCDFの継続学習
プログラム並みの高さだ。
講師4人のうち3名の方は“産業カウンセラー系”で、既に面識がある
（残り1名はGCDF系の方）。
私は、技能検定については“今現在の自分の実力で臨む”という認識
なので、特別に勉強をするつもりはない。今回の技能検定は“これまで
の自分が問われる（試される）”という位置づけで捉えている。
そもそも、急に実力がつく（上がる）、というものでもないだろう。
確かに、実践力向上講習の内容は学ぶことが多くあるとは思うし、
受講者が置かれている立場も様々なので、中には“即製栽培”的に
実力を上げる必要のある方もいるだろう。
ただ、私は試験に落ちてもこの講習を受けるつもりにはなれない。
■ 勉強会へ参加
11月上旬の日曜日。知り合いの紹介で“とある勉強会”へ参加。
第1回の勉強会ということで30〜40人ほどが会場に来ていた。特例講習
を修了して今回の実技試験に臨まれる方が多いようで、試験対策として
論述対策とロールプレイを行う。
私は疲れもあってあまりヤル気が起きず、両方ともにボロボロの状態。
女性2人と私の3人1組でのロールプレイでは、職場の人間関係での愚痴
のような話を聞くことに。こういう内容は私は苦手である。“問題解決的
思い”が頭をもたげてくるのが意識される。
観察者の方からも少々手厳しい指摘を受けたが全くその通りであった。
勉強会での出来はともかくとして、検定受験へのモチーベーションの維持
には大いに役立ったと思う。
■ 受検票が届く
12月上旬、帰宅するとポストに不在票が届いていたので、隣駅にある
郵便局の夜間窓口で受け取ったところ、｢受検票｣であった。
論述試験は12月21日（日）。会場は渋谷の青山学院大学。そして面接
試験は第1希望の2月上旬の日にちが記載されていた。まずは一安心。
いよいよ試験が近づいてきた。当日は、とにかく受験票だけは忘れない
ようにしなくては。
■ 実技試験（論述）を受ける
12月21日（日）。実技試験（論述）会場の青山学院大学（渋谷）へ。
正門前はこれまで何度も通っていたが、校内に入るのは学生時代以来。
キャンパスへ入ってみて感じたのは、思っていたよりも自分より若い世代
が多いということ。恐らく、紹介会社や派遣会社でいわゆるコンサルタント
をしている受検者なのだろう。また、午前の学科試験から試験に臨んで
いる方も多いようで、年配者（熟年・シニア層）が紙を片手に論述試験の
予想やポイントについて、若者を含めた勉強仲間と“語りあっている”のが
あちこちで見受けられた。
私は特にすることも無いので、そんな様子を眺めながら一服するなどして
過ごすことに。
そして集合時間10分前に指定された教室に入る。教室内では各自予想
した論述内容を確認している（記憶している？）様子が見受けられた。
私は何も用意していなかったのでボーッとして過ごす。
13時30分の集合時間になり、係員から試験について一通りの説明が
行われる。そして暫く待ちの時間を過ごした後、14時00分に論述試験
開始。
いきなり問題に“ガッツク”ことはしないで、まずは落ち着いて見開きA3版
の問題用紙をザーッと眺めることに。用紙左右にわたって逐語記録が
載っている。
なお、2級実技（論述）試験の問題は既に公開されているので、以降は
問題内容を含めて述べていくことにする。
まずは、問題用紙左上に記載されている、クライエントとカウンセラーの
関係を押さえておく。
相談者（CL）は26歳の男性で500人規模の会社勤務（正社員）。本人の
希望で来談。
“500人規模”ということは中堅企業に該当するので、大企業とは異なり
複数の仕事に携わることは、私の経験からも予想できる。今回の相談も
この事項に関連する内容となっていた。そして自主的に来談していると
いうことも押さえておくことにする。
一方、キャリア・コンサルタント（CO）は“民間の相談機関の専任社員”
とのこと。私にとってはイメージがちょっとつかみ辛いが、“社内相談室
ではない”ということで押さえておく。
次に、問題用紙右下に記載の【 問 題 】を確認。
問題１ 相談者がこの面談で相談したい「問題」は何か記述せよ。
⇒ これは相談内容、主訴と捉えることにする。
問題２ あなたは、上記の「問題」を解決するにあたって、�，匹海北槁犬�
おいて、�△匹ΔいΔ海箸魘饌療�に実施したいか。あなたのストラテジー
（戦略）を記述せよ。
⇒ 「ストラテジー（戦略）」という言葉に一瞬？と思ったが、
とりあえずの目標と、そのためにどのように面接を進めていくか、
ということと理解した。
問題３ この相談者の�〆８紊硫歛蠅浪燭�、�△修硫歛蠅魏魴茲垢覦�
に、今後どういうことを具体的に実施するとよいか、あなたの考えを
記述せよ。
⇒ 逐語記録から想定される“CLのパーソナリティ”に関することと
とりあえず理解しておく。
逐語記録の内容を読んでいくにつれて、人事関連業務に携わっている
自分と重なるところもあったが、そのことに囚われすぎてはいけない。
また、この事例（ケース）は人事業務に携わる人であれば、比較的取り
組みやすい内容だと言える。しかし、そういった思い込みが落とし穴へと
繋がっていく恐れも充分にある。注意して取り組まなければ。
さて、記憶している限りでは私は“その時”以下のように考えてみた。
問題１
自分から希望を出して総務部へ異動となったが、担当業務である
社員教育と安全衛生の両方を続けていくか、それともどちらか一方に
業務を絞ったらいいのかで迷っている。
問題２
�仝什瀉甘�している社員教育と安全衛生の両方を続けていく。
�△泙困肋綮覆範辰傾腓い竜＿颪鮖�ち、CLに現在の業務を担当させて
いることについて、上司がどのように考えているのかを確認するよう
に勧めてみる。
また、必要であればCO自身の経験談を伝え、将来部署全体を見て
仕事ができるようになるためには、現在の業務を続けていくことが
必要であることについて伝えてみる。
問題３
�仝什澆涼甘�業務、そしてそこから派生している社会保険業務が大い
に関連していることについて、知識・経験の不足もあってCLが理解を
していないこと。
また、複数業務が重なると仕事が進まない状態に陥ってしまう状況
は、異動前の営業職でも見受けられる。上司に相談せず（できず）
一人で業務を抱え込んでしまう傾向は、CLの特徴として挙げること
ができる。CLは「一人前」になることを、誰にも相談せず・力を借りず
に「一人きりの力」でやりきることと誤解してはいないだろうか。
入社4年目の26歳ということもあり、社会人としてはまだまだ未成熟
な状態にあると思われる。
�↓，砲弔い董⊂霾鹹鷆，鮃圓辰討い�中で、直接・間接的に「教えて」
いくことを中心にCLへアプローチしていきたいと考える。
こういった内容を箇条書きを使用したり、述語の使い方に気をつけながら
記載したと思う。
試験開始後30分経過で中途退出された方もいたようだが、私を含めて
ほとんどの受検者は60分間ギリギリまで問題に取り組んでいた。
そして論述試験は終了。試験問題は持ち帰りができた。
今、改めて考えてみれば捉え方が浅く、足りない事項も多くあったが、
事例が業務に関連していたこともあり、それなりの解答は記述することが
できたと思う。“甘い”自己評価として「7割程度」といったところか。
とりあえずは、落ち込むことなく「面接試験」に繋がったとその時思った。
■ 実技試験（面接）を受ける
2009（平成21）年に入り、1ヶ月余り過ぎた2月上旬の日曜日。
今日はいよいよ面接試験である。
指定された集合時間の1時間ほど前に実技試験（面接）会場最寄駅の
海浜幕張に到着。駅ビルの吉野家で軽く腹ごしらえをしてから会場へ
向かう。会場のOVTA（（財）海外職業訓練協会）は産業カウンセラーの
面接試験で初めて訪れた場所。以降も協会主催の向上訓練（現シニア
コース講座）などで宿泊を含め何度も利用している。喫煙場所やトイレの
場所なども把握しており、勝手知ったる場所である。
ところで昨夜、前日になって受験票一式を確認していたら、「実技（面接）
試験実施概要」の裏面に、【実技（面接）試験 ロールプレイケース
内容】として5ケースが書かれていることに初めて気がつく。
『アラっ、こんなものが！』って感じ。そう言えば、以前に誰かが言っていた
ことを思い出す。『これだったのか〜』という感じ。ただの確認不足。
5ケース全てについて対策を考えてみようかと少し思ったが、面倒なので
アッサリと止めることに。技能検定なのだから、“今現在の自分”を出して
やってみればいい、ということに。“本番モード”で臨んでみよう。
さて、話はOVTAに戻る。集合場所の狭い教室には、折畳み椅子で30人
〜40人ほどがギリギリで座れるようになっていて、多くの人が既に座って
静かに待っていた。
入口近くの一番前の席に座り、椅子の上に置いてあった面接試験受験に
あたっての注意書き（内容は忘れた）にサラっと目を通しておく。そして、
“一応”、 【実技（面接）試験 ロールプレイケース内容】の5ケースに
目を通す。男性のものが2ケース、そして女性のものが3ケース。年齢層も
20歳代〜50歳代としっかり押さえれている。何となく、『“このケース”が
来たらイヤだな』と思うものがひとつあった。
そして、まだ時間があったので1階に降りて指定喫煙所にて一服。
それからエレベーターで集合場所に戻ると間もなく集合時間になり、
熟年男性の係員からの説明が始まった。
アルファベットで組が分けられ、私は運よく（？）最初の組になったので、
そのままエレベーターでひとつ下の階へ。そして会場係員と思われる
女性から名前の確認があり、面接場所となる部屋の前の椅子に座る
よう促されて暫く待つことに。この状況は以前受けた産業カウンセラーの
面接試験の時と同じであった。まあ、試験会場が同じだからね。
産業カウンセラーの面接試験を受けた人ならわかると思うが、ここから
既に試験は始まっていると思っていた方がいい。
私の左側近くには40歳代と思われる、女性の試験係員が座っていた。
『恐らく、この人がクライエント役（相談者役）だな』とその時感じた。
そして、いよいよ名前を呼ばれて面接場所の部屋に入る際、その女性も
入ってきたので相談者役だと再確認する。
部屋に入ると、奥の机に女性と男性の試験官が座っており、まず彼らに
“名前と受検番号が印刷されたシール”を手渡した。そして、促されて
試験官から正面の位置に置かれた椅子の横に向かう。試験官と私の間
には少しばかり距離があり、加えて私のすぐ前には机がひとつ置かれて
いて、その上には“時計とICレコーダー”が置いてあった。時計は私から
見える位置に置いてあったので、時間経過を見るために用意されたもの、
そしてICレコーダーは私の20分間のロールプレイと、その後行われる
10分間の口頭試問を“録音”するのだとその時気づいた。
そして相談者役の女性は、私の右側にある椅子の横に立って既に待って
いた。
なお、ここで断っておくが、私が受けたものを含めた5ケースについては
公開されていないので、ここでの詳細な記載は控えることとする。
『始めて宜しいですか？』と尋ねたが試験官からの反応が無かったので、
さっそくロールプレイを始めることに。相談者役の座る椅子の位置は
既に決められていたので座るように促し、私も椅子に座る。私から見て
左横の方向に試験官が座っている状況である。
そして相談者役の首に掛けている名札プレートを見ると、“私がイヤだな
と思っていたケースの女性の名前”がしっかりと書かれてあった。
『アチャー』って感じである。イヤな予感は当たってしまうものらしい。何も
こんなところで当たらなくても…
でも“とにかくやるしかない”ということで、挨拶をして名前を名乗って
から、『今日はどのようなご相談でいらっしゃったのですか？』と訊いた
ところでふと頭をよぎったのは、“事前に相談される内容を知っていて、
どうやって対応していこうか？”ということだった。
しかし、私の問いかけに対して相談者が話す内容を聞いているうちに、
その疑問は無くなっていった。“とにかく本番モードで臨んでみよう”と
いうことである。今は緊張はそれほどしていない感じである。
相談内容（主訴）を聞いて、それに対していくつか質問を行い、内容や
相談者の考え・気持ちを確認しながら整理していく。そして、情報提供
を含めながら自分の感想を述べた上で、今後相談者が行っていった方
がよいと思われる活動について、自分の考えを伝えて提案し、相談者
の反応を観た。当然ながら少し迷いはあるようだが、それほど嫌がって
いる感じには見えない。同様の内容を伝えながら話を進めていった。
相談内容等を聞いて私が考えたのは、相談者の希望している条件は
そのままにしながらも、雇用形態を含めて幅を拡げて（視野を拡げて）
探していく、というものだった。
後半にやり取りが少し重複（堂々巡り）するところはあったが、今後の
行動計画について相談者と合意をし、次回までの相談者の宿題そして
私の宿題をお互い確認して20分に収めて面接を終えることができた。
そしてその後は10分の口頭試問。椅子を試験官側に向けて座り直す。
試験官は40歳代の女性と50歳代の男性。女性がリードを取って進んで
いく。
質問された正確な内容については忘れてしまったが、受検された方々が
ブログ等に掲載しているものと変わらなかったように思う。
○ロールプレイで良かったと思うところ、そして改善したいと思うところ
○相談者の主訴と、相談者の問題（課題）だと思うところ
○その相談者の問題（課題）へのアプローチについて
やはり多少緊張はしていたが、堂々としっかり伝えることができたと思う。
そして面接試験は終了。挨拶をして部屋を出る。そのまま荷物を持って
OVTAを後にする。
根拠は全く無いが、論述試験と同じく、“甘い”自己評価で“70点ぐらい”
だろうか。ロールプレイ、口頭試問を通して大きな失敗は無かったように
思う。相談者役にも恵まれていたのかもしれない。ただ、後になってから
気づいたのは、ロールプレイの中で「守秘義務」について伝えることを
すっかり忘れてしまっていたこと。でも、既に済んでしまったことなので
“まっ、いいか”ということで。
とりあえず試験は全て終わった。それなりの達成感と安堵感はあったの
だろうか、帰りの電車ではほとんど寝て過ごした。
■ 試験結果が届く
当初、合否通知の発送は3月下旬（予定）とのみ記載されていて、
発送日は記されていなかった。
第1回の試験なのでいろいろと混乱しているのであろうか。
そのうち、webサイトに以下の掲載がアップされていた。
2009年03月23日
合否通知書の発送について
合否通知書は3月24日に発送します。3月30日までに届かない場合は
協議会までご連絡ください。
＜国家検定キャリア・コンサルティング技能検定のサイトより引用＞
その数日後、帰宅するとポストにハガキが入っていた。どうやらこれが
「合否通知書」のようである。
家に入って早速開けてみる。論述：到達、実技：到達 実技試験合格で
ある。『オー、受かったー！』。まずは正直、ホッとした。
これで特例講習修了の申請を行えば、正式に合格証書がもらえるはず
である。
実技試験の合格は、論述・面接ともに合格基準に「到達」している必要が
ある。
翌日、技能検定のサイトをちょっとビックリ。この種の試験にしては合格率
が低い。国家検定だからか？
実技試験の合格率はナント17.4％！ 2,743人受検して合格したのは
478人。それなりの手応えはあったものの、よく合格できたものだと
しみじみ思ってしまった。
そして総合の合格者は452人。
なお、“受験資格別結果”は次のとおり。
(1) 実務経験5年以上： 約6.5％
(2) 学士＆実務経験4年以上： 0％
(3) 養成訓練修了＆実務経験4年以上： 約5.5％
(4) 修士＆実務経験3年以上： 約17％
(5) 標準資格者＆実務経験3年以上： 約17.5％
私は(5)に該当する。合格者の割合が一番多いゾーンになるらしい。
■ 落とし穴
実技試験合格の通知が届き、あとは特例講習修了の申請を行えば、
合格証書がもらえることになる。晴れて“技能士資格取得”である。
いずれ協議会から、申請に関して何かしらの通知が届くものだと“勝手に”
思い込んでいた。今から思えば非常に甘い考えであった。
実は、2月の終わりに協議会サイトで以下の掲載が行われていたらしい。
試験が終わって間もない頃だったので、当然そんなサイト情報なんて見て
いなかった。そして、この“事態”を知ったのは3月の終わり頃だった…
2009年02月26日
【急告】第１回の技能検定受検者で、学科試験免除申請をされていない
方へ
既に第1回技能検定受検者で、特例講習修了による学科試験免除の
申請をされていない方は３月４日（水）までに協議会までご連絡ください。
申請書を送付致します。
特に2008年9月〜10月に特例講習を修了し、学科試験免除の申請を
されていない方はご注意ください。
なお、来年度（2009年4月以降）に実施されます、
第２回以降のキャリア・コンサルティング技能検定において、学科試験
免除を申請予定の方は、上記のご案内には該当しませんのでご注意
ください。
＜キャリア・コンサルティング協議会のブログより引用＞
■ 協議会への問合せ
既に申請の期日は過ぎてしまっているが、確認をするため協議会へ電話
をしてみた。もちろん、少しばかり“意見”を言いたかったこともある。
既に私と同じ立場の方々からの問い合わせもあったのだろう、電話に
出た担当者は“平謝り”に近い感じだった。
担当者の話では、これから特例講習修了の申請をしても、正式な合格
扱いは“次回（第2回）”の合格者と一緒になるとのこと。厚生労働省が
決めることなので、協議会としてもどうしようもないことらしい。
多少の文句は言わせてもらったが、仕方がないのでそれ以上は止めた。
初回の検定ということで、いろいろと混乱があることは充分に分かった。
とにかく、担当者に言われたとおりに申請書をダウンロードして提出。
自分の確認ミスも確かにあったが、それにしても長いなぁーと思って
しまった。
合格証書を手にするのは“12月頃”になってしまうだろう。当然ながら、
それまでは資格を名乗ることはできない。
合格して喜んでいたら思いもしなかったことが起こって、いろいろと感じた
り考えたりする。まことに勝手なものである。
■ 合格証書が届く
特例講習修了・実技試験合格に伴い、学科試験免除の申請書を協議会
に提出してから1ヶ月あまり経った頃、申請書が届いているかどうかを
確認するため協議会へ電話をする。
申請書は届いていたのでまずは安心。そして担当者から、私と同じ状況
にある実技合格・特例講習修了者の追加合格申請を厚生労働省に行う
予定であることを知らされる。これは非常にありがたいことである。
もっとも、担当者によると、申請が許可されるかどうかはわからないとの
こと。協議会としても努力してもらっていることが分かり、お礼を言って
電話を切る。上手くいけばいいが。期待しないで待つことにしよう。
そして…
暫くしてからポストに“コレ”が入っていた。どうやら上手くやってくれた
ようである。協議会に感謝、である。
送付物の中身はこれら。
「平成21年度試験 合格通知書」。追加の合否判定で合格決定と
された。
「技能検定合格証書」。ようやく手にすることができた。
これで晴れて技能士を名乗ることができるようになった。
「キャリア・コンサルティング技能士会入会のご案内」等一式。
技能士会 会員サービス は次のとおり。
�．�ャリア・コンサルティング技能士会登録カードの発行
登録カードは業務時、または照会を求められた際などに会員が提示
します。
�▲如璽織戞璽好機璽咼�
学習履歴や活動履歴などの自己登録管理システム
�５伺住両伐饌弍�
ユーザーからの問い合わせに対して技能士会に登録していることを
証明したり、苦情処理にあたります。
�ぅ瓮襯泪�配信
�サ伺住硫颯曄璽爛據璽犬悗亮�己PR公開
希望者のみ
�Ψ兮崖惱�・講座の実施と紹介、イベントのご案内
�Щ纏�紹介
��有料人材紹介
平成21年秋から事業開始予定
��技能士Webネットワーク
��スーパービジョンの斡旋
��指導レベル講座の受講機会
年会費はサークル会員になっているので無料。
但し、「データ登録費」として10,500円が必要。
合格したらしたでいろいろと費用が発生するものである。
「キャリア・コンサルティング技能士会入会申込書
兼キャリア・コンサルタント倫理綱領遵守誓約書」
「技能士会 入会申込書類（登録データ）」第1表の記入例。
「技能士会 入会申込書類（登録データ）」第2表の記入例。
申込みをすると、「技能士会データ登録費及び年会費のご請求について」
が郵送されてきた。
そしてデータ登録費の振込確認が行われると、「SNSログイン時のパスワードのお知らせ」が郵送されてきた。
技能士会紹介のWebサイト。
技能士会データベースへの入り口。
ログイン後のトップページ。上部には「お知らせ」が掲載されている。
登録するデータはwebで入力・追加・修正のほか、公開する・しない等の
設定も可能。
■ 技能士会登録証が届く
7月になってコレが届いた。再配達で到着である。
届いたのは「キャリア・コンサルティング技能士会登録証」。
技能士としてはようやくスタートラインに立ったばかり。
この領域にいる限り、死ぬまで自己研鑽の日々が続いていく。
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