「ネットDVDレンタル」編 優先順位と在庫加味し発送
7月19日7時56分配信 産経新聞
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DVDはメール便などで届く。届いたときの封筒を返却時にも利用する(写真はDMM.com)=草下健夫撮影(写真:産経新聞) |
■翌月繰り越しも
街のレンタルビデオ店はおなじみだが、店内に並ぶ膨大な在庫からお目当ての作品を探す必要がある。貸し出し中なら、また出直し…。こんな難点をインターネットによるDVDレンタルのサービスがカバーし、人気を呼んでいる。希望の作品を登録しておき、在庫があるものから発送されるなど何かと便利だ。(草下健夫)
≪まずは契約プラン≫
ネットDVDレンタルには現在、「TSUTAYA DISCAS」「DMM・com」「ぽすれん」などのほか、携帯電話サイトで実施する業者もある。DVD(ブルーレイを含む)のほか、CDやコミックをレンタルする業者もある。
業者によって違いはあるが、次のような仕組みが多い。まずサイトで会員登録し、「1カ月何枚まで」といった契約プランを決める。借りたい作品を検索して探し、優先順位をつけてリクエスト登録。優先度が高く、在庫のある作品から順次発送される。
例えば、1、3位に登録した作品が人気で貸し出し中の場合、2、4位のものが先に発送される。一度に貸し出されるのは、プランによって2枚、4枚などと決まっている。返却期限はないが、返すまでは次の作品が届かない。
各作品の詳細ページなどに、貸し出しの混雑状況がマークなどで表示されている。人気が高くても優先して借りたい作品は、上位にリクエストするのがコツだ。リクエストは貸し出し済みや発送済みのものを除き、随時変更できる。
このほか、次に借りる作品を指定したり、借りたいときに貸し出し手続きを手動で行う設定にできる業者も。
各作品のページには、ほかの会員の感想も投稿されており、参考になる。
≪休退会時は注意を≫
支払いはクレジットカードが中心。価格は単純計算すると1枚当たり250円程度などで、街のレンタル店と比べても割高感はない。月内に契約枚数を借り切れない場合、翌月に繰り越せる業者もある。レンタル1枚ごとに課金するプランもあるが、返却期限などの制限が付く。
無料試用期間のある業者もあるので、好きなジャンルの在庫が豊富で、迅速に届くかなど、比較して業者を選ぶのも一手だ。
ネットでここまで便利にレンタルできるなら、いっそ店舗は不要では。しかし、TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブは「作品を決めずに来店し、商品を眺めながら決められる。また、ネットでは到着が翌日などになるが、店舗ならその場で借りられる」(広報担当者)とアピールする。
レンタルを休みたい場合には、注意が必要だ。多くの業者で、貸し出し中の状態では休退会手続きができない。しかも、リクエストを有効にしたままにしておくと、返却作品が業者に届くや否や、次の作品が発送され、いつまでも休退会できないことも。各業者の定める方法を確認し、賢く利用したい。
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最終更新:7月19日8時44分