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ヨンハさんと最後のお別れ、1万4千人が涙 (2/2ページ)

2010.7.19 05:07
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ヨンハさんと最後のお別れ、1万4千人が涙
スクリーンに映し出された6月の横須賀、川口公演で歌うヨンハさんの姿に参列者らは涙した=東京・丸の内(撮影・大里直也)【フォト】

 本来なら、ヨンハさんの優しい歌声に包まれるはずの会場に、女性ファンの号泣が響いた。

 「ヨンハァ〜!」。献花を済ませ、ヨンハさんのポストカードを受け取ったファンは悲しみをあらわにした。ポストカードを抱きしめる人や、仲間同士で抱き合うグループ。“突然の別れ”に泣き崩れるしかなかった。

 東京・中野区のOL(49)は04年の初シングル曲で、日本語で「行かないで」を意味する「カジマセヨ」を涙ながらに連呼。宇都宮市から喪服姿で駆けつけた主婦(57)は「父の介護をしていますが、あのせつない表情と歌声に何度も癒された。ヨンハは恋人でも息子でもない、私の天使でした…」と肩を落とした。

 ステージ上には昨年、韓国で撮影された笑顔の遺影と、愛用のアコースティックギターやドラムなどが飾られた。最新アルバム「STARS」に収録される同名曲が静かに流れ、日本では最後となる6月の埼玉・川口公演の画像がスクリーンに映し出される中、約1万4200人が白のカーネーションを手向けた。

 開場前には、16日に来日したヨンハさんの母親、姉のへヨンさんと義兄が献花。プライベートでも親交の深い音楽プロデューサー、つんく♂(41)も駆けつけた。遺族を代表してへヨンさんが「いまだに流れる涙をこらえることができません。身も心も健やかで明るいヨンハはもう、私たちのそばからいなくなってしまいました」とコメントした。

 会場には午前5時からヨンハさんを悼むファンが集まり、開場の午前10時には約4000人が行列。献花まで最大で約3時間待ちの人も。式は午後6時に終了予定だったが、参列者はとぎれることなく同6時20分まで続いた。献花も1万本を用意していたが、急きょ5000本を追加。悲しみの行列は最後まで続いていた。



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スクリーンに映し出された6月の横須賀、川口公演で歌うヨンハさんの姿に参列者らは涙した=東京・丸の内(撮影・大里直也)
献花式に参列した約1万4200人のファンは涙に暮れながら長い行列を作った

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