2010-06-01 12:02:43
中耳炎の話 長文
テーマ:ホメオパシーホメオパシー療法を始めると、出てくる好転反応の代表的なものに、子どもは中耳炎があります。
特に、小さいお子さんで抗生物質を多く摂取していた子や予防接種をした子などに多く見られます。
きっかけは、基本キットでの一般的な毒だし(朝ナックスボミカ・夜ソーファを1週間摂り、
8日目夜のみマーキュリーを1週間使う)で反応することが多いのですが。
風邪症状から始まり高熱が出始めしばらく続き
(止まらないネイチュミュアの大量の鼻水から、悪化することが多い)
大変な時には40度台が4日から7日間も続いたりします。
一般的な症状の進行の仕方は
微熱がしばらく続き、耳の痛みを訴えはじめ、その症状に合うレメディーを使うと耳から膿が出始め
それと共に痛みも消え、熱が下がり始めます。
その後、微熱になりダラダラと微熱が続く場合もありますし
鼓膜が破れ膿がダラダラと止まらずに2週間以上も続くこともあります。
両耳同時にはあまりならず、片方ずつ同じ症状を繰り返すこともあるので、
最高2ヶ月も大変な方もいらっしゃいました。
何を隠そう、家の息子(現在中1)もやってしまい、ホメオパシーが家族で大問題となりました。
私は当時、ホメオパシーの学生1年生で
今のようにレメディを使いこなせず悪化させる一方で、2週間熱が下がらず耳を痛がり、
鼻水の吸引だけしてもらいに耳鼻科には通っていましたが薬をもらいながらも捨てていました。
マーキュリーを飲ませ、ベラドーナ、ポースティーラと色々使いました。
その頃、前夫の両親とも同居していた私は、
「こんなわけの分からないこと始めて、孫を殺すきか。」などと言われながらも
必死にガイドブックと教科書を片手に頑張っていましたがとうとう、しびれをきらし迷った末、
近くの総合病院へ行ってしまいました。
診察したら血液検査の結果、炎症反応が以上に上がっていた為、
即入院になりレメディで2週間、頑張ったのも意味無く、10日間の入院中となってしまい。
点滴で「抗生物質漬け」の息子の姿がありました。
「あ~。何の為に私、ホメオパスになるのだろう?」
「ホメオパシーって本当に効くんであろうか?」
と入院中、自問自答続きで自己嫌悪の毎日でした。
自分の選択は正しいのであろうか?と
迷った末、師匠である寅子先生にSOSのFaxを流しました。
帰ってきた回答は、
「まだまだ甘い。もうちょっとの辛抱だったのに。」
「いずれ抗生物質で抑えてしまったものはまたぶり返す。」
「しかも以前の倍になって返って来ることを忘れないように。」との回答でした。
「がぁ~ん。」
「厳しい。ホメオパシーなんて止めようかな。」と本気で思いました。
そして案の定、2週間目にぶり返し、高熱が出始め、またまた最悪の事態が続きました。
今度こそは「頑張ってみよう。」と決意し、
寅子先生にしがみつきながら指示を頂き、祖父母の嫌味と戦いながら頑張りました。
そのかいあって、それ以来病院とは無縁、薬も一切とっていない今の元気な息子がいます。
がそれと同時に感じたことは、「ホメオパシーってやっぱスゴイかも。」
「でもある意味怖いかも。」でした。
しばらく他人にはむやみに薦めるのは止めよう。
自分も怖いから使うの止めよう。
と思い本当にこの日から丸1年間レメディーを使えませんでした。
その後、再び使い始めたのは3年生になってからで、丸1年みっちり勉強しなおし、
ようやく自信と確信を取り戻すことが出来ました。
とにかく基本キットを完璧に使いこなせるようになろうと頑張りました。
なぜ長々とこんなことを書いたかというと、
皆さん多かれ少なかれこういう事態になることがホメオパシーを始めるとあります。
そして直面してしまうとやっぱり、めげちゃって、
信じれなくなっちゃって、前に進めなくなってしまうんです。
今、こうしてプロのホメオパスとしてやっている私にもこんなことがあり、
今があるということを皆さんの頑張る力にして頂きたくて書かせていただきました。
この経験から、「ホメオパシーは効きます。」
「自己治癒力は凄い、人間って凄い。」と確信しています。
生命力、生きるという力を信じて頂きたいと思います。
「知ってて良かったホメオパシー。使えて良かった砂糖玉。なって良かったホメオパス!」
と日々思う私であります。
という長い長い私の中耳炎体験談でしたが
本題に戻ります。
さてココで中耳炎に役立つレメディをご紹介します。
<中耳炎の代表敵なレメディ>
●中耳炎の基本となるレメディはマーキュリーです。
マーキュリーの効果は、体に溜まっている薬害を患部に集める為に作用します。
なので高熱や微熱時に、一日3回3日間ぐらい摂取して体の毒を集めておく為に摂取して下さい。
熱はないが痛みがある時や耳の中や口、鼻が臭う時にも使って下さい。
●次に代表的なのものがポースティーラです。
ポースティーラの効果は、マーキュリーで集まった薬害=滲出液や膿は、
最初は透明や白い形(体液)で集まり。
やがて高熱や微熱に炎症を促進され黄色や黄緑・緑に変わり
患部に充満し溜まり、鼓膜が破れるというパターンがあります。
膿が集まって来る時が一番痛い時なので、熱があり痛む時に使うことがポイントです。
他に使う目安としては、鼻から黄緑色の鼻水が垂れていたり、目やにが出ていたりしている時です。
●長引く高熱時にもう一つ有効なレメディはケーライミュアです。
痛みにエネルギーを使いすぎて、治癒力が上手く熱に作用していない状態にあるので
生命力に気合を入れるような感じと、鼻水が治っていないことでいつまでも炎症が治まらないので
長引いている時に使います。
●膿が出たらしめたもの、戦いは終わりに近づいてきたと思ってください。
取りあえずは一安心ですが、油断は禁物です。
戦いが長ければ長いほど、お風呂に入れない状況が続いているはずですし、
膿が取り除けずに耳垢の状態で中に放置されているので二次感染の心配があります。
耳は痒いし、頭は臭いし、お風呂に入りたいと思う頃です。
耳も掃除しなくてはならないのに、怖くて触れない。
痛みが無く流れ出るような膿が止まり、熱が無ければお風呂はOKなのですが、
出来れば耳に水が入らないようにして、シャワー程度の入浴をお勧めします。
温まると炎症が少し残っている場合は、ぶり返すことがありますので湯船での入浴はおススメできません。
膿が出ている時は、絶対に洗髪はダメです。
万が一耳に水が入り破れた鼓膜に菌が感染すると、2次感染してしまい、
また高熱や厄介なことになってしまうので、絶対に禁止です。
●耳に水が入らないようにするには、コットンを丸め耳に詰め、
心配であればさらにガーゼなどで耳全体を覆ってから、サランラップを耳の大きさの
3倍くらいにカットして輪ゴムなどで止めて下さい。
毛染めの時に耳を覆う小さなシャワーキャップのようなものが
百円ショップなどでも売っていますのでそれを使うと簡単です。
●膿が出たら鼓膜の再生と消毒の為にカレンデュラを1日に3回摂って下さい。
カレンデュラマザーチンキが手元にある場合はスポイトで1滴耳の中にたらすと良いでしょう。
たらす時は人肌に温めてから行なって下さい。
たらすことに抵抗がある時や違和感や痛みを感じる時は絶対にやめて下さい。
カレンデュラは、鼓膜の再生と傷口の消毒に有効です。
出来れば始めの一日は200cを使い、次の日から30cを使うというように
ポーテンシーと回数を調整しながら使って下さい。
そして、見える範囲で付着している膿をキレイに取り除き、患部は常に清潔に保つよう心がけてください。
枕やシーツなどに膿が付着するのでコマメニ変えることもお忘れなく。
たまに、膿が出るからと耳に栓をする方がいらっしゃいますが、絶対にしないで下さい。
汚いものが中に溜まることはよくありませんので脱脂綿などの吸収するものなら良いのですが、
プールなどの時に使うような耳栓は使用しないこと。
●「ダラダラと長く続く(3日以上)膿の流出にはヘパソーファが有効です。
しかしこの段階まで来ると長すぎるので長引く場合には必ずホメオパスに相談してください。
●耳掃除が出来ない時や不安な時は、必要ならば耳鼻科に行き、
吸引と耳の掃除だけしてもらいに行きましょう。
探せば理解のあるお医者さんが必ずあります。
こちらの治療方針を伝え、なるべく薬を使いたくないことを相談すると
意外にあっさりと分かりましたといって下さいます。
お医者さんも、「痛い、何とかしてくれ」と言われるからやらざる得ないのであるということを忘れないように。
私が良く使う言い回しは、
「自然療法にこだわっているので、出来るだけ薬を使わずに治るようにしていきたいのですが、
専用の器具がないので上手に掃除ができませんので、
先生の力を貸していただけませんでしょうか?お願いします。」
と言う風に自分の気持ちを伝えますと
「鼻を治す必要があるからお母さん頑張ってね。では毎日溜まる膿を吸いにいらっしゃいね。」
とあっさりと手を貸して下さいます。
こちら側の姿勢が伝わればほとんどのお医者さんは手を貸してくださいますので、
お母さんがしっかりとした信念と態度でいて下さい。
微熱が出たり出無かったりを繰り返す時は、
まだ患部に炎症があり赤くなっている場合と鼻水が治っていない原因がほとんどです。
現代医学ではこの段階で抗生物質と炎症止めの薬を出すはずです。
でも、根気良くレメディを摂り続けていれば自己治癒力は必ず働き、完治しますからめげずに頑張って下さい。
薬物を多く摂取していたらいた分だけ膿の排出は長く続くと考えてください。
ということは、大人がなると恐ろしいということですが。
幸か不幸か、大人はこう簡単には行かず残念ながら違う疾患になってしまうことが多いのです。トホホ
ホメオパシーを知ってから今日まで気がつくと十年以上の年月が経ちました。
使えば使うほど奥の深さにいつも新鮮さを感じています。
ホメオパシー熱は未だ冷めることなく、私の中でワクワクと知りたい!を運んで来てくれるのです。
皆さんも、自分の力を信じて、頑張っていただきたいと思います。
中耳炎になることはなってしまったのではなく、
治る為には中耳炎にまでなる必要があったからなったと考えますので。
しつこい、重い風邪を引いてしまった場合は、中耳炎になって治るのが自然ですので、
なってしまった、悪化させてしまったのではなく…なって当然なので。
驚くことでも、慌てる事でもないということです。
なるべくしてなったという事を、しっかり認識し、正しい対処をしていきましょう。
それ以前に、ココまでになってしまわないように日ごろからしっかり向き合うことです。