県警捜査2課と燕署は14日、燕市笈ケ島、同市議、平原一吉容疑者(69)を公職選挙法違反(供応買収)の疑いで逮捕した。自民県連の関係者などによると、平原容疑者は市議会では保守系の会派に所属し、11日に投開票が行われた参院選では、新潟選挙区で当選した自民の中原八一氏派の運動員を務めていたという。
逮捕容疑は、公示前の6月下旬の夜、燕市内の飲食店で、数人に対し、中原氏への投票や票の取りまとめを依頼し、報酬として1人当たり数千円の酒食接待をした疑い。
県警は、平原容疑者が容疑を認めているかについて「捜査に支障が出るので言えない」としている。陣営での役割などについて調べている。【畠山哲郎】
毎日新聞 2010年7月15日 地方版