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◆J1第13節 大宮0─1名古屋(17日・NACK5スタジアム)後半31分だ。攻撃参加していた名古屋・闘莉王は疲労困ぱいの体を必死に動かした。エリア内のFWケネディに右足でクロスを放ち、5月9日の仙台戦以来、2度目の決勝アシスト。MFブルザノビッチの退場で数的不利の名古屋の救世主となった。
W杯敗退後は現役引退も考えた。父・隆二さんが故郷・ブラジルで心臓疾患で検査入院したことも追い打ちをかけたが、最終的に現役続行を選んだ。14日にブラジルから帰国。心身ともに疲れ切ったが、ストイコビッチ監督に「私が全責任を取るからやってほしい」と懇願され、フル出場して結果を出した。
「父の姿を見て、ささやかなことに喜びを感じる。先のことは考えない。一日一日人生の大切さを感じながらやっていく」。闘将が再び前を向いた。
(2010年7月18日12時23分 スポーツ報知)