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民主党の鳩山由紀夫前首相(63)=北海道9区=が17日、地元の苫小牧市で開かれた会合で、首相辞任時に明言した次期衆院選への不出馬を、撤回したともとれる発言をした。「国益に資する形で、自分自身の身の振り方を考えていきたい」などと述べた。地元議員らは「不出馬宣言」について事前に相談がなかったことを「失礼だ」と指摘し、鳩山氏は陳謝。今後は地元支援者らと話し合い、時間をかけて去就を考える方向という。
首相在任中、一度も地元入りしていなかった鳩山氏が、後援会拡大役員会で注目発言をした。「『日ロの領土問題解決など(議員)バッジを外して本当にできるのか』という声があるのも事実。後援会の皆様ともよく相談し、来年の統一地方選(4月)をめどに結論を出していきたい」
役員会では後援会員から「引退しないで」「普天間基地の問題に責任を持つべきだ」などという意見も相次いだという。これに鳩山氏は「沖縄の問題も、言いっ放しで『辞めたからおしまい』ではない」と応じた。
鳩山氏は首相就任前から「首相まで極めた人がその後、影響力を行使することが政治の混乱を招いている」と語り、次期衆院選には出馬しない意向を表明。首相を辞任した6月2日にも記者団の質問に、衆院議員の任期は全うするが「次の衆院選には出馬しない」と明言した。しかし今後は後援会の慰留を受け、引退を翻意する可能性もある。
ある支援者によると、そもそも鳩山氏の「次期衆院選不出馬発言」については「唐突で、ショックを受けた人は多い」という。この日の会合の出席者によれば、地元に何の相談もなかった点について「失礼だ」と指摘された鳩山氏は「言葉足らずで、皆さんのことを思わない発言だった。申し訳ない」と陳謝。この出席者は「必ずしも『引退撤回』ではないが、鳩山代議士自身『まだ自分にもやれることがあるのでは』と感じているのではないか」と解説する。
関係者は「任期満了ならあと3年ある中での引退宣言は時期尚早だった」と口をそろえた。ある地元市議は「私たちは先行きが分からない状態。本当に引退を考えているなら、後継者などその後の体制作りをしっかりやってほしいが、現時点でそのような話にはなっていません」と困惑気味だ。
鳩山氏は参院選について「大惨敗。先行きが見えづらい厳しい情勢だが、こんな時こそ党が一致団結しなければならない」と総括した。18日も室蘭市などでの会合に出席する予定。「宇宙人」鳩山氏の今後の発言が注目される。
(2010年7月18日06時01分 スポーツ報知)
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