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2010年 06月17日 | 口蹄疫における防疫対策と現場の状況について |
4月20日、宮崎県で10年ぶりに口蹄疫の発生が確認されました。
同県内には自社牧場及び預託農家があるため、発生直後より自社内はもちろんの事、預託農家及び牧場出入り業者に、防疫・消毒マニュアルを配布し、車両・人・機材・工具に至るまで防疫を徹底して参りました。 現在、少しずつ終息への兆しも見えつつございますが、今後も防疫対策を徹底し、拡大防止に努めて参ります。あわせて、生産現場の声をお伝えさせていただきます。 宮崎支店 生産現場より 4月20日、発症の知らせを受けて、私たち生産現場にも緊張が走りました。口蹄疫は、われわれ偶蹄類の家畜を養う者が最も恐れる伝染病だからです。 その日からこれまでに無いレベルの防疫体制となりました。 「牛を守る」われわれ現場は、その一念をもってウイルスと戦う覚悟を決めました。 口蹄疫は伝染力の強い恐ろしいウイルスです。 物理的な損失は勿論ですが、風評によって精神的にも追い込まれていくという思いもかけなかった事態に困惑し、改めてその恐ろしさと防疫の大切さを痛感しております。 そのような中にも、関係する多くの方々には励ましをいただき、その温かさに現場を預かるものとして心が救われる思いです。 未だ、全面終息には至ってないものの、少しずつ兆しが見えつつあり、殺処分対象になっている牛たちは、今日も元気に餌を食べています。 「守ってあげることができなかった」・・・そんな思いに苛まれます。 感染防止の理由から自宅待機している職員からは、「処分のその日は、出勤させてほしい。最後まで見届けてやりたい。」といった要望もあります。 我々現場の思いは一つです。「守りきれなかった牛たちの命を無駄にしないこと。」 今回の件で学び得たことを今後に活かし、立ち上がることが供養であると信じています。 〜口蹄疫治療薬開発のニュースについて〜 6月12日付けの日本経済新聞によりますと、富士フィルムホールディングス子会社の富山化学工業が、口蹄疫ウイルスの増殖を防ぐ効果を持つ化合物の開発を終え、2年後を目途に承認申請を行うという記事が掲載されておりました。今後の国内の畜産業界において朗報と受け止めております。 |
2010年 06月08日 | 口蹄疫による当社の対応について |
4月20日、宮崎県において口蹄疫の擬似患畜が確認され、関係者による畜舎や道路の消毒など必死の封じ込め作業や措置が講じられましたが、感染は2市5町に広がりました。
この地区における当社の各牧場におきましても、昼夜をあげて社員が防疫に努めてまいりました。 さらに、口蹄疫の更なる拡大を防止するため、5月19日口蹄疫対策本部より口蹄疫防疫措置により、当社に於きましても移動制限区域内の牛が殺処分対象となり、5月24日、25日の両日でワクチン接種が完了いたしました。 当社としましては、手塩に掛けて育ててきた黒毛和牛を処分せざるを得ない事は、断腸の思いでございますが、口蹄疫防止のため政府の指導に基づき、社員一丸となって防疫対策に取り組み、この難局を乗り越えて地域に根ざした畜産会社として、これからも力強く邁進してまいります。 6月4日には宮崎県西部のえびの市を中心に区域内の安全性が確認され、家畜の移動を禁止する移動・搬出制限区域が解除されました。 川南町を始め、その他地域におきましても、防疫対策の効果があらわれ、1日も早い終息を願っております。 風評被害について 「旬刊宮崎」なるミニコミ紙に、事実無根の口蹄疫に関する安愚楽牧場に対する中傷誹謗記事が掲載され、その記事がインターネットを通じ流れ、その影響で様々な投稿が見受けられます。幾ら言論の自由とは言え、意図して作られた事実無根の情報を流すことは道義上許されるものではありません。 当社は「旬刊宮崎」に対し謝罪広告掲載を求め、既に訴訟を起こしております。 |
2010年 06月03日 | 有限会社旬刊宮崎に対する訴訟について |
有限会社旬刊宮崎発行の「旬刊宮崎」(平成22年5月15日号)に掲載された当社に関する記事につき、事実に反する事であり当社の社会的評価を著しく害するものであるため、有限会社旬刊宮崎に対し、5月20日、当社顧問弁護士を代理人として、謝罪広告掲載を求める警告書を送付いたしましたが、謝罪広告の掲載が行われないため、6月2日同社に対し、謝罪広告掲載等を請求する訴訟を、宮崎地方裁判所へ行いました。 |
2009年 08月01日 | 40番目の直営牧場、北海道で8番目の標茶牧場開設 |
標茶牧場は、2009年8月1日開設。全国で40番目、道内では 8番目の直営牧場です。釧路市の真北約40キロ、道内で一番東に位置する牧場です。子牛育成のキャトルステーションの役割を担い、最大で3,000頭を収容することができます。2009年10月末に完成予定。 直営牧場の新規開設、登録変更について |
2009年 04月01日 | 株式会社に商号変更いたしました。 |
栃木県那須町の地元農家の協力を得て牛1頭からの畜産事業を始め、創業以来29年守り続けてまいりました黒毛和牛の一貫体制による畜産経営が実を結び、関係者の皆様のご支援もあって、今日わが国最大の畜産会社に成長し、本年創業30周年を迎えることとなりました。 これを機に、本年4月1日をもって会社組織並びに商号を改組・変更し、株式会社安愚楽牧場として新たなスタートを切ることといたしました。 創業以来目指してきた黒毛和牛一貫経営の事業基盤確立のスタートの年であると位置づけ、諸施策に取り組み名実ともにご信頼いただける畜産会社として堅実な経営を行って参ります。 |
2008年 12月09日 | 堆肥の燃料化への取り組み |
既に各直営牧場では、堆肥の有効活用の取組みを実践しておりますが、11月に新規開設した直営牧場39番目の千厩牧場(岩手県一関市)では、堆肥のなお一層の有効活用を進めるため、地元との協力で乾燥堆肥の燃料化に取組みを始めました。 これにより、堆肥のリサイクルとして一次活用(有機肥料)、二次活用(敷き料)、三次活用(燃料化)と環境に配慮した取組みをなお一層進めてまいります。 新聞掲載記事へ |
2008年 08月01日 | 直営牧場の案内 |
安愚楽牧場では、全国にある直営牧場を通じ各地の預託契約牧場、協力会社との協力体制を構築し地元密着型の畜産経営を展開しております。
この度、直営牧場の第36番目、37番目となる九州地区、鹿児島第二牧場。また、北海道地区では白老牧場を開設いたしました。 直営牧場の新規開設、登録変更について |