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  国民新党 新党日本 統一会派結成 会見録 2010年6月8日(火)11:00〜 衆議院院内3F常任委員長室
 



【下地幹郎】はい、宜しいですか。はいじゃあ、亀井代表からお願い致します。

【亀井静香】何か長年の恋が実って、同居できることを、非常にうれしい気持ちでいっぱいですし、代表と心と力を合わせて頑張っていけるということが、これがある意味、日本の新しい時代のですね、是非とも宜しくお願いします。

【田中康夫】宜しく、お願いします。

【下地】それでは、今度は田中先生から。

【田中】本日は有難う御座います。まさにイギリスにおける先般の結果が象徴しているようにですね、的確な日本の乗数効果が、或いは国民の消費性向を考えればですね、大きな2つの政党のみならず、まさに一味唐辛子であったり、七味唐辛子のようにですね、国民の願いを実現する、そうした政治の勢力の結集ということが極めて肝要であり、またそのことをですね、こころある全国の真っ当なる方々は願ってらっしゃると。こうした意味での統一会派、国民新党と新党日本が結成することの合意に至ったことを、うれしく、また、その期待に応えるべく、先程の合意文章に掲げました、切磋琢磨のですね、日本の社会を実現する政策を提言し、実行すべく、その協力をともに歩みたいと。このように思います。宜しくお願いします。

【下地】それじゃあ記者の皆さん、会社名とお名前を申し上げて、質問をどうぞお願いします。

【記者】―の白石ですけど、田中代表に聞きたいんですけれども、参院選はですね、新党日本としても候補者を擁立されて戦うと思うんですけども、参院選においてですね、例えば、具体的に国民新党が選挙区で候補者を立てている選挙区などでの、選挙協力のありかたについてちょっと教えていただけますでしょうか。お願いします。

【田中】これは合意文書の中にも、広範かつ緊密な連携をということが記して御座います。具体的な活動というのは、各党とも選挙というのは戦略、戦術ですから、選挙戦の中で明かしていくということですから、この場で、広範かつ緊密な連帯の手の内を明かせるのは、亀井さん程のですね、政治家でない私とてですね、まあ、ご理解いただけるかと思います。

【テレビ朝日】あの、すみませんテレビ朝日ですけれども。田中代表にお聞きしますが、これまでの民主党との会派の解消についてその理由と、また今回、亀井さんの国民新党と組まれた狙いをお願いします。

【田中】解消という言葉は多分にネガティブなイメージが御座いますので。ご存知のように私は小沢一郎さんや鳩山由紀夫さんと共にですね、また、亀井静香さんと共に昨年の政権交代選挙を戦ったわけで御座います。そして、その中でお二方からのお誘いもあり、民主党と会派を組ませていただきました。ただこのお二方は、この度、一度ですね、政権政党の中枢からは一歩退かれたわけで。亀井静香さんとは、私は以前から脱ダム宣言の父と、いうふうに言っておりますし、その中で下地幹郎さんも含め、お話をさせていただく中で、同じこれは与党で御座います。亀井さんの政党は今回も民主党の菅直人さんとですね、連立政権ということの合意をされているわけです。その政党と統一会派を組むと言うことは、これはよい意味での民主党との切磋琢磨と。国民のための、日本のための政治という会派だと、このように感じております。

【フジテレビ】フジテレビなんですけれども。今回、田中さんにお伺いしたいのですが、今回、統一会派を組まれたのは、脱小沢化といいますか、新しい政権が出来た。この時期ということと関係しているのでしょうか。

【田中】いえいえ、これは先程も申し上げましたように、日本の乗数効果にですね、国民の消費性向を考えればですね、自然の形でのですね、統一会派だと、そのように感じております。

【時事通信】すみません、時事通信ヒガキです。今度、今回の統一会派結成…亀井代表にお伺いしたいんですけれども、今回のねらいは。

【亀井】いや、もうさっきも、わたくし申し上げましたが、かねがね私は田中代表のお考え、また、ご人格、そういうものに対して私なりに、大変な尊敬と敬意をもって政治家活動をやってまいりまして。今に始まった話ではありませんで、私が自民党時代、志帥会に講師としてお願いするというようなことをしているわけでして、爾来、ほんとに緊密なかたちで、いろいろと私のようなアホですから、ご指導いただき、この日本をどうすかということで、真剣な議論をしていった関係です。この度、例えて言えば同居出来るわけですから、今まで以上にですね、一緒にですね、この大変な状況にですね、政治に取り組んでいくことが、統一会派で出来るということが、非常に有難い、力強いことだと思っています。 今日、1時から総理が会いたいということですので、総理にお会いしますけれども、総理にもご報告申し上げていきたいと思いますが、その前に連立前提にしての、こないだ政策協定も民主党と我々もうしておりますので、それを前提にしてまた今日の政策協定が出来たわけでもありますけれども。今日、総理から、いろんな連立に基づく要請が私にあると思いますから、それについてどういう対応をしていくか、このあと、あなたたちが居なくなってから協議をさせていただいて、それから総理と会見に臨みたいと。

【田中】補足しますと、私が長野県で知事を勤めていた時代に、亀井静香さんの当時、代表を務められていました志帥会で、新しい日本のあり方というかたちで話をさせていただきました。爾来、私は、亀井静香さんという方はですね、的確な認識、迅速な行動、明確な責任という、この3つを併せ持つですね、まさにStates-man(ステイツ・マン)だと感じております。ですから、その3つのですね覚悟というものにおいてですね、わたくし達は明確なブティックであると、いうふうに思っております。そのことがご理解いただけると思っております。

【亀井】ま、今からね。皆さん、見てなさい。ね。田中代表とね、我々手を組んでね。グングンやっていきますから。

【下地】他にありますか。

【記者】―新聞の斉藤です。両代表にお聞きしたいんですけども、今回の統一会派は、将来の合併を視野に入れたものということでしょうか。

【田中】まあ、一部、朝日新聞等で、そのような見出しがついておりましたが、それは、あの是非ともですね、2009年のドーハに悲劇ならぬ、蘇我入鹿の悲劇を繰り返さぬように、朝日新聞では是非とも的確な認識をお持ちいただきたいと。このように思っております。 あくまでもわくたし達はですね、この統一会派を組むことによって、これが先程いった乗数効果や消費性向のですね、的確な経済をお分かりの方ならば、日本のための、国民のための加速度的なですね、触媒に留まらない広がりを見せると。その点において合意させていただいたということです。

【亀井】一番最後だから、緊密な協議のもとで意志きちんと語りながら、国会に対しても望むべき政治、現在にいても、望むべくというような、そういうことになっていると。

【記者】国対の話がでたんで、郵政の話は重要かと思うんですけども、民主党の役員会でも決まったわけじゃないですけども、会期を延長すべきじゃないという意見が出てます。今国会に郵政法案を通す意義について両党主にお伺いします。

【亀井】そんなこと、今頃訊きなさんな。

【記者】いやいや、そういうことがでたってことですから。

【亀井】私は、何もしてないですよ。こんなこと聞かれることじゃない。菅党首と私との間で、この問題を含めて、お互い信義を大にしながらやっていくということを協定したわけですからね。その協定に基づいて今後の連立政権というのを、やはりやっていくわけですから、それ以外のことは想定しておりません。ありえないことを、あんたが質問してんだから。

【下地】はい、いいですか。

【TBS】すみません、もう一問だけ。是非宜しいですか、TBSの小久保ですけども。昨日あの、鳩山邦夫さんとお話されて、まあ今日、田中代表と統一会派を組むということで、参院選後のことを睨んでの、政局を睨んでの行動と観るべきなのでしょうか。そのへん大臣お考えをお聞かせ下さい。

【亀井】それはねえ、政治というのはもちろん、中長期の視点にたって行動していくわけですけれども、今日この時点においてね、やはりお互いに信頼のし合えるものが置けるものどうしがね、力を合わせていくということが、まず大事な話であって、その後については、その信頼関係のなかでお互いにどう対応していくかということがね、これは統一会派ですから、これはいろんな意味でね。

【田中】代表といろいろ協議をしながら、共に考えていくということだと思いますよ。

【TBS】田中代表はそのへんどのようにお感じでしょうか。今後の選挙のことを考えての、小政党ですとか、民主党ではないこの政党での動きというのは。

【田中】わたくし達はですね、例えばその政策を実現することや、選挙に勝つことが目的なのではなく、この日本の社会をですね、信じられるものする。国民が勇気や希望を持てる社会にする。そのことのために本日、統一会派を組ませていただいたと。それは、まさに供給側に都合ではなくですね、国民、消費側の希望に根ざしたですね、政治を取り戻すと。この一点においてですね、まさに我々に意思は明確だと。そのことで、今後も判断をさせていただきたいと。

【下地】はい、有難うございました。


 

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