巨人　横浜に２季ぶりの負け越し

逆転サヨナラ満塁本塁打を打たれ、大喜びの横浜ナインを背に引き揚げる巨人・クルーン Photo By 共同

　【巨人７−８横浜】巨人ベンチは、球に勢いが戻ってきたクルーンならば、勝利に導いてくれると信じていた。しかし現実は、満塁のピンチを招いて絶好調のハーパーに手痛い一発を浴びる――だった。お得意さまといえる横浜相手に、２季ぶりの同一カード３連戦での負け越しを喫した。

　失意の抑えは「ストライクが入らなかった。それに尽きる」と声を絞り出した。２連続四球で満塁となった直後、ハーパーの内角を狙ったスライダーが真ん中に甘く入って万事休した。このところ影を潜めていた制球難による典型的な崩れ方だった。

　７月は４勝９敗。オビスポがこの日５回途中で降板したように、先発が持ちこたえられないのが一番の原因だが、それに引きずられて救援まで足元が揺らげば、チームはさらに苦しくなる。原監督は「切り替えていく」と話すのが精いっぱいだった。 【試合結果】

[ 2010年07月18日 19:19 ]