蓮舫行政刷新担当相は18日のテレビ朝日の番組で、10月に実施する国の特別会計を対象にした「事業仕分け第3弾」に関し、「12年度の法改正を目指して(仕分け作業を)やろうと思っている」と述べた。各特別会計は法律に基づいて設置されており、抜本的見直しには法改正が必要だが、参院選で民主党が大敗し、法改正には野党との連携が不可欠。蓮舫氏は15日の記者会見で、仕分け作業への野党議員の参加に関し「いろんな可能性は否定しない」と含みを持たせており、事業仕分けを通じて野党との連携を呼びかける可能性もある。
蓮舫氏は18日の番組で、歳出総額176兆円の特別会計について「お金の流れが分からない。既得権益化し、特定の方たちがおいしい思いをしている構造がある」と問題点を指摘した。【青木純】
毎日新聞 2010年7月18日 19時08分