「将棋は世界一優秀なボードゲーム」スレッドから派生した話題なのですが駒音掲示板の世渡り下手爺こと鵜川氏が鑑定士として出演したテレビ番組で氏の鑑定に対し、関西の駒師熊澤氏のブログ上にて、鑑定品の評価、及び鑑定人の資質に対し不当である旨の発言があり、更には日本将棋連盟会長米長邦雄氏のホームページ上にも、熊澤氏と同様の主旨の意見が掲載されました。業界の不透明さを是正する意味でも、真相が明らかになればと願い、新たにスレッドを立ち上げます*写真は木村名人所蔵の葵の御紋入り蒔絵将棋盤。関西将棋会館にあった将棋博物館に、以前、収蔵されていたもの下記は参考資料のURL熊澤良尊 将棋駒工房ttp://blog.goo.ne.jp/ykkcc786/該当記事ttp://blog.goo.ne.jp/ykkcc786/d/20100609開運!なんでも鑑定団 該当ページttp://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/database/onair/03.html米長邦雄 まじめな私ttp://www.yonenaga.net/w_maji.htm江戸将棋かわら版ttp://homepage3.nifty.com/gororo/kawaraban/kawaraban.html蒔絵技法ttp://www.kaga-tv.com/yamanaka/makie/makie.html蒔絵 ウィキペディアttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%94%E7%B5%B5徳川美術館 大名の雅ttp://www.tokugawa-art-museum.jp/artifact/pdf/2010_5.pdf会津松平氏(保科氏) ウィキペディアttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E7%A7%91%E6%B0%8F
「将棊馬日記」 決して馬って苦手よ氏の長文亜流関西弁日記では無い。貴族であり能筆家である水無瀬兼成(かねしげ)の将棋駒作りの記録である。89歳で没する慶長7年(1602年)まで記録されている。今回の駒は兼成85歳(慶長3年・1598年)の作である。日記には、「一面、象牙・道休」と記されている。道休とは足利12代将軍義晴(善治では無い)の息子で、覚慶と名乗り一乗院門跡でり異母兄の義輝が松永・三好一族に暗殺された後、京都制覇を狙う織田信長の傀儡として征夷大将軍として擁立された、実質解体していた室町幕府 足利15代将軍 足利義昭の事である。その後謀反を起こしたため追放されたが、ブランド好きの秀吉に救われ、お伽衆に加えられ世俗を捨てる為宗門に戻り道休と名乗り、慶長2年(1597年)大坂城内で61歳の生涯を閉じる。水無瀬兼成の駒作りは手が早い事で有名である。1日で3組・4組以上も書いたとの記述が有る。道休(義昭)の死の1年後に道休の為に作られた象牙製の駒は、兼成の生涯でも5組の記録が残っているだけである。将棊馬日記は昭和53年将棋雑誌の水無瀬神宮取材で公になった。水無瀬字体を紐解く貴重な資料であり、東京の将棋駒歴史家達の研究材料として大いに活用された。平成20年(2008年)福井で兼成85才の象牙駒が見つかった。将棋世界は取材を行い発表した。監修は熊澤良尊氏であった。この駒は、「なんでも鑑定団」によると、今回問題となった盤・駒箱の中に入ってたとされる。<盤>所有者以前の占有者は駒の価値も判らずに字が減る程愛用していたのだろう。素人目には、三つ葉葵蒔絵の将棋盤の方が値打ちが有ると考えたのも無理は無い。しかし、棋具収集家のK氏は500万円でも安いと思うのが普通だが、250万円に値切ったのは流石の商売人である。嫌味では無い。取材時に盤が話題にならなかったのは不自然である。水無瀬駒研究科を自認している熊澤良尊氏は、平成21年(2009年)7月に「将棊馬日記とその意義」と題して、ブログにおいて今回の駒を含めたコラムを発表している。興味が無いのか知識が無いのか、盤に関しての記述は一切ない。そして何故か、平成22年(2010年)にK氏はこの一式を「なんでも鑑定団」に出す事になった。そして、熊澤氏ブログの抜粋5月24日 駒が鑑定団出品の報を受けて 「小生の出番はありません。」と呟く。5月26日 今日、神宮には「何でも鑑定団」から取材の申し込みFAXが 来たそうで、「他人の持ち物とはいえ知らないところで、 ご先祖が作った駒にやたらに値段を決めつけられるのは・・」 と、困っておられました。5月28日 日記に<盤>の家紋写真をアップする。6月 6日 福井の川井さんからも電話があり、昨日「何でも鑑定団」の収 録のため上京し、夜遅く帰ったとのことでした。 放送は6月下旬だそうです。6月9日 盤の写真と共に<問題の記述>========================6月22日 なんでも鑑定団放送 駒 2000万円 駒箱 70万円 盤 50万円 合計2120万円========================6月23日 ブログ閲覧数倍以上増 駒に関して黙して語らず、 6月26日上京(連盟で米長会談?)の記述あり。=========================6月24日 日本将棋連盟 公報課 Y氏よりテレビ東京に質問状 将棋界の宝である盤の値段に疑義が有るとの指摘他 6月25日 日本将棋連盟会長 米長邦雄氏のさわやか日記にて、 盤の鑑定に問題ありとの見解表明6月26日 東京にて熊澤氏と協議?何故、自分から進みでて(家族かも)「なんでも鑑定団」に応募した個人棋具収集家の出品物鑑定結果に、所有物に全く関係の無い熊澤氏やら米長氏やら日本将棋連盟が一斉に大騒ぎするのか?今回の件には、数千万円を超える<銭>に関する謀略を予感させる。誰が何のために、盤にケチな加工を加えたのか?将棋に関係無く、蒔絵の技巧や江戸時代の調度品の背景を皆知っているのか?熊澤氏と米長邦雄氏・日本将棋連盟は、この盤駒にどういった関わりが有るんか?もっと価値が有るとお墨付きを与えて売却予定先の紹介でも予定していたのか?その・