沖縄県警は15日、参院選比例区に立候補し落選した民主党沖縄県連代表の喜納昌吉氏(62)の運動員2人を公選法違反(運動員買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警は「現金の渡った先など関係者の捜査に支障がある」として2人の認否を公表していない。
発表によると、逮捕されたのは沖縄県名護市宇茂佐(うむさ)、会社役員新垣光夫(55)、同市為又(びいまた)、無職崎浜宏信(54)の両容疑者。7月上旬、喜納氏の選挙用ポスターを掲示するなどの選挙運動への報酬として、名護市内で男性運動員6人に現金計数万円を渡した疑いが持たれている。
喜納氏は2期目を目指した今回、比例区で個人票7万726票を得たが落選した。