日韓併合100年で日本が韓国へ謝罪、中国も大きな注目

  8月29日に日韓併合100年を迎えるにあたり、日本政府は韓国に過去の植民地統治を謝罪する方針を明らかにした。17日、環球時報は「日本は韓国側が希望する形で謝罪を行うことを希望しており、謝罪によって歴史問題に一定の終止符を打ちたい考えだ」と報じた。

  記事によれば、日本政府は当初、首相談話の形式で謝罪を行うことを検討していた。しかし、首相談話の発表のためには内閣の閣議決定が必要となるうえ、日本国内には反対意見も根強く存在するため、謝罪方法は国内世論に考慮したうえで慎重に決定する方針だ。

  16日、岡田外務大臣は村山富市前首相及び小泉純一郎前首相の両氏の談話に言及したうえで、韓国への植民地統治および侵略に対して謝罪と反省を表明。続けて、「100年という節目を迎えるにあたり、日本政府の対応を検討している」と明らかにした。

  記事によれば、韓国政府は日本に対し、韓国が日本の支配から解放された8月15日の「光復節」に首相談話の発表を希望しているほか、韓国政府の関係者は「この時期に合わせて菅直人首相が韓国を訪問できれば、日韓関係は大きく前進するだろう」と述べた。(編集担当:畠山栄)

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