東京タワーから東京スカイツリーへ。せっかく立てたデジタル放送のアンテナの向きは変えなくてはいけないのか?
先日、新東京タワーの名前が決まりましたね。
《新タワーの名前はなぜ東京スカイツリーになり、
なぜ天空タワーにならなかったのか? マホとマリコ。》
新しいタワーが出来ると聞いて、気になったことが一つ。
電波を発信する場所が変わるなら、アンテナの向きも
変えないといけないのでは?
知り合いの電気店の方に聞きました。
現在、地上デジタルの電波は、東京タワーから発信されているそう。
そして、それは東京スカイツリーが出来るまでは続けられる。
地上デジタル放送を見たい場合、
UHFのアンテナは、東京タワー方向に設定しないといけないのだとか。
これはわかります。
現在のアナログ放送が終了して、
すべて地上波デジタルに変わるのは、2011年7月24日。
この日までにアンテナを立ててないと、
アナログもデジタルも見られなくなります。
このアナログ放送終了時、
東京23区で地上デジタル放送の電波を出しているのはどこか?
その時までに東京スカイツリーは完成しているのか?
完成していれば問題ありません。
東京スカイツリーの完成を待って、アンテナを立てればそれでよし。
新タワーの竣工予定は2011年12月。お披露目は、2012年4月頃だそう。
つまり今から、2011年7月をさらに過ぎ、2012年4月頃までは、
デジタル放送の電波は東京タワーから出ている。
ということは、アナログ地上波が終了する前に、
デジタル波のアンテナをたてた人の中には、
2012年4月以降、東京スカイツリー方向に、
改めてアンテナの向きを調整する必要がある人が存在する…
らしいです。
気になって、グーグルの地図で調べてみました。
東京タワーと東京スカイツリーを一緒の地図に入れて、
頭の中で、両者を結ぶ線を引いてみると、
なんと驚くべきことに、
自宅がほぼその線上にあるではありませんか!
ということは、東京タワーからの電波と、
東京スカイツリーからのそれは、
うちの場合、まったく真逆、真反対からくることになります。
電機店のおじさんに言わせると、両タワーとも
うちからすごく近く、電波の強度が強い強電界なので、
タワーを向いていることがシビアに要求される
指向性の高いアンテナを使わなくても、
十分、高画質で受信できると。
いわゆる無指向性というタイプのアンテナを使える。
アナログの場合と違って、デジタルの場合、
電波の混信が起こりにくく、ゴーストが発生しないのだそう。
また仮に指向性の高いデジタル用のアンテナを使っても
真逆であれば、ほとんど問題はない…とのこと。
(すいません、この辺りの理屈はちゃんとわかっておりません)
という訳で、うちの場合は、
今、デジタル用のアンテナを建てても、
後々、新タワーになる影響はないとわかって一安心。
けれど、中には、アナログ放送停波まで
ぎりぎり待って立てたアンテナの再調整を
余儀なくされる人が出るってことですね。
せっかく立てたのにすぐに変えさせるな、
そう怒る人は出るんだろうなー。
アナログからデジタル放送への以降は、
国家的なプロジェクトのはず。
もっと国民に無駄なお金を使わさないように、
うまく時期を調節できなかったのでしょうか?
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《何十年ぶりかに東京タワー》
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アナログのテレビ放送終了まで後3年。デジタル放送は自由にコピー出来ず。でもこんなに縛りがあるのは日本だけ。(トクダス 2008-07-24 17:21)
3年後の2011年7月24日には、現在のアナログテレビ放送は、終了し、アナログのテレビには、何にも映らなくなってしまうのだとか。皆様、ご存じですよね。外付けのデジタル放送用のチューナーをつければ、見られはするものの、デジタル放送ご自慢の高画質、高音質、双方向性などの機能は当然のことながら…[続く]
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>もっと国民に無駄なお金を使わさないように、
>うまく時期を調節できなかったのでしょうか?
残念ながらお役所(総務省)にその発想はありません。
お役所はいかに国民にムダなお金を使わせて、あふれた
お金で甘い汁を吸うかという思考をしているからです。
by no name (2009-06-14 02:56)