7月18日のながさきニュース
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長崎新聞
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五島の老健施設の事務長ら3人逮捕 県警、参院選投票偽造の疑い
11日に投開票された参院選で不在者投票を偽造したとして、県警捜査2課と五島署は17日までに、公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで、五島市吉久木町の介護老人保健施設「五島福寿園」の事務長ら3人を逮捕、送検した。同施設など数カ所を家宅捜索した。 逮捕、送検されたのは▽五島市岐宿町、同施設事務長、谷川義子(71)▽同市三井楽町、同施設職員、入里シゲ子(47)▽同市上大津町、同、松本美和(43)−の3容疑者。県警は「3人が容疑を認めているかどうかは言えない」としている。
逮捕、送検容疑は、3人は今月7日、五島福寿園で共謀し、投票の意思表示ができない認知症などの90代の入所者数人の投票用紙に、選挙区には当選した金子原二郎氏の名前を、比例代表には自民党名を書いて不在者投票を偽造した疑い。投票用紙は五島市選管に届け出たという。
市選管によると、県選管から指定を受けた施設であれば、入所者はそこで不在者投票ができる。五島福寿園は指定を受け、投票管理者の施設長が市選管に投票用紙を請求し、職員が用紙を取りに来たという。
県警によると、園の入所者約70人のうち約60人が7日に不在者投票をした。逮捕、送検された3人がそれぞれ立会人1人、補助者2人の役割を務め、施設長と一緒に投票用紙を持って入所者の部屋を回ったという。
施設長と、五島福寿園を運営する社会福祉法人理事長はいずれも長崎新聞社の取材に「(投票偽造の)指示はしていない」と話している。
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