7月18日のながさきニュース
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長崎新聞
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五島−釜山の新規運航を計画 韓国の航空会社、11月から週5往復
対馬市と韓国を結ぶ国際チャーター便を運航している韓国の航空会社コリア・エクスプレス・エア(KEA)が、五島市の福江空港と韓国・釜山を結ぶ国際チャーター便の新規運航を計画していることが17日、KEAや市、市議らへの取材で分かった。五島市の関係者からは国際交流拡大に期待する声が上がっている。
KEAは対馬−韓国間を双発プロペラ機ビーチクラフト1900Dで運航。対馬とソウルの金浦(キンポ)空港、対馬と釜山の金海(キメ)空港を結ぶ便をそれぞれ週4往復している。
長崎新聞社が入手した運航計画書やKEA対馬事務所などによると、福江空港と釜山の金海空港をビーチクラフト1900Dの1号機か2号機(乗客定員18〜19人)で土曜、日曜を含め週5往復する計画。11月からの運航を希望している。
市によると、実現には国から運航許可を受けることや、現在、五島にない税関・出入国管理・検疫(CIQ)体制の整備などが条件となる。KEA側は「CIQが一番の課題。運航実現へ具体的に詰めていく」としている。
五島市では12日、福江商工会議所などでつくる受け入れの準備委員会が発足。メンバーで6月にKEAの慮承英社長と面会した草野久幸市議は「東アジアとの交流を訴えてきた。現実になれば五島にとって喜ばしいこと。韓国はカトリック信者が多く、五島の世界遺産候補の教会への巡礼などに期待する」。準備委事務局の江頭直善・福江商工会議所事務局長は「社長は五島にとても魅力を感じていた。受け入れ態勢の協議を重ねていく」と意気込む。
準備委は15日、市にCIQ設置に向けた協力を求める要望書を提出。市観光交流課は「実現すれば東アジアとの交流拡大と地域活性化につながる。どういう協力ができるか検討したい」としている。
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