「もー! なによこれ!? あッたま来た担当に直接文句言ってやるわ!」
「もしもしS☆K!? ちょっとアンタ何考えてんのよひどいじゃない! 読んだわよ送ってもらったノベルズ版『魔界王女 金眼のファルシア』!」 「えっ!? ひどいってストーリーが?」 「ぐえぇ〜っ! 違うわよ誤植よ誤植!! 文字が間違ってるの!」 「え〜ホントにw? どこどこ何ページ目?」 「ほら、私が人間どもの風俗を学ぶべく『立ち喰いそば』なるものを食して 『うん、このソバはいけるわね!』って言う親しみの湧く台詞が……」 「うんこのソバはいけるわね!」 「――ひどいじゃない!! これ!」 「あ、ホントだ。やっちゃったw」 「はぁ〜!? あんた死にたいの!!? 『やっちゃったw』じゃないわよ、もう! なんで私が白昼堂々スカトロプレイしなきゃなんないのよ!!」 「はっはっはっw」 「はっはっはぁ〜!? なんでご機嫌なのアンタ!!? いいこと!? 誤植はここだけじゃないのよ!」 「えぇ〜w? 本当? どこどこ?」 「私とお父様率いるレリアリア家が、他の"魔界六名家"と闘争を重ねてきた歴史を 『血で血を洗う戦いが繰り広げられたのであった。』って描写する超しぶいところで……」 皿で皿を洗う戦いが繰り広げられたのであった。 「――あ、ホントだ、漢字間違ってる(笑)。やっちゃった(笑)」 「あんた死にたいの!? 『やっちゃった(笑)』じゃないわよ!!! ちょっとぉ! ありえないんですケド!?」 「はっはっはっ! 『皿で皿を洗う』って何? 割れちゃうねwちょーウケるw」 「『ちょーウケるw』じゃないでしょ! なんでそんなに上機嫌なのよ……」 「いやー、実は先日彼女ができちゃって☆」 「え、そうなの素人童貞卒業おめでとうよかったわね!! でもこっちは全然よくないのよっ! まだ誤植あるんだから!!!」 「え〜? どこどこぉw?」 「ほら、自分に自信を持てなくてウジウジしてる東子に私がハッパかける 『あんた見てるとムカムカするのよ!』って言う超シリアスな場面で……」 「あんた見てるとムラムラするのよ!」 「あ、ホントだw」 「『ムラムラするのよ!』って何よ! そりゃ確かに私はどっちもぜんぜん大丈夫だけどそういうシーンじゃないでしょココわ!? えぇ!!? まぁた『やっちゃったw』とか言ったらあんた片道キップの地獄巡りにご招待よ!」 「やっちゃったZEw」 「いや、『やっちゃったZEw』じゃないでしょなにちょっとカッコいい言い方してんのよ このお気楽編集! 誤植はまだあんのよ!!!」 「え〜? どこぉw? 彼女いない暦(笑)0年の俺が、一体どんな間違いを〜?」 「その次の章よ!! 私が魔界のライバルに復讐を誓うシチュで 『絶対に……あんたを抜いてみせる!』って最高にカッコいい台詞が……」 「絶対に……あんたで抜いてみせる!」 「な・ん・で! 私がいきなり"フタナリオナニスト宣言"してんのよ!?」 「あ! ホントだ、間違ってるw」 「間違いすぎでしょ!!!」 「はっはっは、やっちゃったZEw」 「カッコよく言わないでちょうだい気に入ったのその言い方!?」 「気に入ったんだZEw取っちゃやだZE♪」 「頼まれたって取んないわよ、そんな喋り方ぁあああ!!! それよりもっとあるんだから、誤植が――っ!!!」 「え〜〜〜? まだあるのぉw? どのへんなんだZEw?」 「ど、『どのへんなんだZE』ぇ!? ……そんな無理に言わなくても…… 最後よ最後の章! 私がエリスに『おまえの魂、闇に還してあげる!』って言い放つ超キメキメのシーンよ!!」 「どれどれ?」 「おまえの魂、いただくよ!」 「あ、ホントだ! やっちゃったZEw」 「これじゃス●エニからクレームが入っちゃうでしょ!? それに私は自慢じゃないけど小●川●明の棒読みセリフが大好きなのよ!!!」 「彼女のことで頭がいっぱいでつい〜……うっかり」 「しかも、もっとひどい誤植が最後のコマにあるのよ! 私がドラマチックに逆転キメて、そのきっかけをくれた東子に、万感の想いを込めて 『ありがとう』っていうところ……もう誰もがホロリときちゃう場面!!!」 「え〜? そんな台詞間違えないと思うけどぉ〜w」 「間違ってんだってば――!」 「ふもっふ」 「なによ『ふもっふ』って!! もう意味わかんないし! しかも、このページの欄外についてるアオリ文句! なにコレ!!?」 彼女ができました! 「なんで自慢してんの!? バカなの!!? ははーんバカなんでしょあんた!」 「やっちゃったZEwww」 「『やっちゃったぜZEwww』じゃないでしょ! アオリ文はこれただ自慢したくて言っちゃっただけでしょ!!」 「言っちゃったぜZEw」 「だッ! かッ!! らッ!!! 『言っちゃったぜZEw』じゃなーい!! もうなんかもうやってられない!!! アンタそこ動くんじゃないわよ!? 今すぐヨド●ウ乗り込んで消し炭にしてやるから!」 「ごめんねだZEw」 ---------------------------------------------------------------- こんな愉快で楽しい悪魔っ娘がバトルにHに大活躍する、 『魔界王女 金眼のファルシア』(小説:上田ながの/挿絵:ピエ〜ル☆よしお) は7月21日発売です! ご覧のようなエロくてエロくて仕方がねえイラスト盛り沢山! どうぞご期待ください!! このあと「首置いてけ!! 首置いてけ!!」と連呼するファルシア様と、 新大橋通りで追っかけっこしました☆ とっても楽しかったです〜♪ by S☆K 主演:ファルシア=メリル=カナール=レリアリア 監修:上田ながの 絵 :ピエ〜ル☆よしお ※記事の本文中に引用されている内容は創作によるものです。 本作に該当する誤植は存在しませんのでご注意ください。 ※ちなみに上田ながの先生のブログにファルシア様が絶賛降臨中だよ! |
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