大原麗子さん最初で最後の写真集　一周忌を前に２９日発売

　昨年８月に６２歳で亡くなった女優大原麗子さんの最初で最後の写真集「大原麗子メモリー　ずっと好きでいて」（講談社、税込み３４６５円）が２９日に発売される。昭和を代表する女優の一人で、多くの有名カメラマンがレンズに収めてきたが、意外にも写真集という形では出版されたことがなかった。一周忌を前に、大原さんの魅力を残そうと、これまで撮影されたスチールやグラビアなどの中から厳選した６０点で編集された（オールカラー９６ページ）。

　秋山庄太郎、篠山紀信、立木義浩、西宮正明、早田雄二氏らカメラマンもそうそうたる顔触れ。ほかにプライベートショットや最期を過ごした世田谷の自宅も収められる予定。親交のあったプロデューサー石井ふく子さんがエッセーを寄せている。

大原さんは、昨年８月６日、連絡が取れずに不審に思って警察に連絡した実弟らによって、自宅で亡くなっているのが発見された。行政解剖の結果、死亡推定日時は８月３日、死因は不整脈による内出血と診断された。