JR西、抜き取り対策後も被害 予備電源ヒューズJR西日本の電車で防護無線の予備電源のヒューズが相次いで抜き取られていた事件で、同社が封印シールを張るなどの対策を講じた後も被害があったことが16日、JR西への取材で分かった。 封印シールははがそうとすると痕跡が残ってすぐ発覚する仕組み。業務妨害などの疑いで捜査している大阪府警は、事件に関与した人物の特定につながる手掛かりにならないか調べている。 JR西によると、4月30日の定期点検で初めてヒューズが抜き取られる被害を確認。一斉点検で5月12日までに計21両で同様の被害があった。 JR西は再発防止のため全車両の予備電源のふた部分のキャップに封印シールを張ったが、その後の21日に新たに1両で、封印シールがはがされ、ヒューズが抜き取られているのを見つけた。 JR西は、別のタイプのシールに変える新たな対策を加え、その後の被害はないという。 【共同通信】
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