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再興「官民一体で」 所有農家
(2010年7月17日付)
種雄牛6頭の殺処分を拒否してきた高鍋町の農場経営者薦田長久さん(72)は16日、殺処分の受け入れを決意し、沈痛な面持ちで会見に臨んだ。県と国の対立に発展し、県全体の制限解除まで危ぶまれた種雄牛問題は、県民のより大きな利益を優先する形で決着を迎えた。会見に臨んだ薦田さんは心血を注いだ種雄牛の写真を掲げ、「自分の牛で社会に貢献したかった」。民間種雄牛をつくってきた立場から「官民一体となって、取り組んでほしい」と宮崎牛の再興に願いを託した。
薦田さんの代理人弁護士は殺処分の受け入れ理由について「県と国が対立すれば問題が長期化する。復興には国の援助も必要で、これ以上の対立はスムーズな復興を妨げる」と代弁した。
一方、国の対応に薦田さんは「今でも納得できない」と怒り心頭。この日に来県を予定し、面会を求めた山田正彦農相の申し出は県を通じて断った。