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携帯「じゃんけん賭博」ゲームサイト摘発

 携帯電話で、じゃんけんに勝つと現金が当たる賭博サイトを開設していたとして、警視庁保安課は、常習賭博の疑いでサイト運営会社「シーズスタイル」(東京都品川区)社長・宮本智行容疑者(30)と社員ら3人を16日までに逮捕した。同社では昨年10月ごろから27サイトを運営し、全国延べ2万7000人から約1億3000万円を売り上げていた。携帯電話のサイトを使った賭博事件の摘発は全国で初めて。

 逮捕容疑は、KDDI(au)とソフトバンクの携帯公式サイトに「懸賞じゃんけんぽん」などの賭博サイトを開設、北海道美唄市の無職男性(41)ら客9人に、1回315円でチケットを購入させ、じゃんけんに勝てば1000円以上の賞金が当たる賭博を行った疑い。宮本容疑者は「弁護士に相談し、問題はないと言われた」と容疑を否認している。

 警視庁によると、同容疑者らは、昨年10月から今年5月までに同サイトで、約1億3000万円を売り上げていた。

 賭博サイトは、じゃんけんに3連勝すれば1000円、5連勝すれば1万円が振り込まれるシステムで、勝率は利用者の勝ちが1割以下になるように調整されていた。客に支払われた現金は、わずかで1億円以上の荒稼ぎをしていたとみられる。同庁保安課では利用した客の9人も、単純賭博容疑で立件する方針でいる。

 公式サイトは、携帯電話会社の審査を経て認められれば、サイトの利用代の回収を携帯電話会社が代行する仕組みだった。ソフトバンク広報は「誠に遺憾。申請段階では違法性はなかった」と話し、契約後にサイトの中身を変更をした可能性があるとした。今後は定期的なパトロールをさらに強化し、再発防止に努めるという。またKDDI広報は「ガイドラインに沿って契約をしているので、契約時の違法性はなかった。今回の件は、射幸心をあおることでもあり、誠に残念です」とした。

 いずれの会社も今年5月同社との契約は解除している。利用者は「携帯料金の支払いと合わせた後払いなので、安易に賭博をしてしまった」と話しているという。

 [2010年7月17日9時32分 紙面から]


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