【口蹄疫Q&A】ほかの家畜伝染病との違いは?

(2010年7月16日付)

 農水省動物衛生課によると、「口蹄疫は高病原性鳥インフルエンザや牛海綿状脳症(BSE)と同じように家畜がかかる伝染病ですが、感染する動物や病原体、感染経路などに大きな違いがあります」。

 口蹄疫と鳥インフルはウイルスが病因で、感染力が極めて強いのが特徴です。口蹄疫はひづめが偶数の偶蹄(ぐうてい)類に感染。鳥インフルはニワトリやアヒルなど鳥類のほか、豚にも感染することがあります。牛の病気であるBSEは異常プリオンで汚染された飼料を通してしか感染せず、感染力は弱いと言われています。(随時掲載)