ＰＳＭ浦和戦
2010-07-07
３−１勝ち！こんなに気分が良いのも久しぶりだ。中断期間前わずか２勝で最下位の草津があの浦和に練習試合とはいえ勝つとは・・・。予想以上の結果にとにかく驚いている。前回の記事で浦和とのＰＳＭはリスクがあると書いたように、「大敗しなければ良いが・・・」と非常に心配していたのだが、良い意味で裏切る結果となって本当に良かった。歓喜の浦和戦を簡単に振り返る。
◆雨の中の決戦
仕事を半日で切り上げダンマク掲示時間前に敷島に到着。既に草津・浦和双方のサポーターでメインスタンド側は賑わっていた。ダンマク掲示を終え、入場する頃から雨が降り出しその後は時折豪雨となる悪天候となった。それでもメイン・バックスタンド共キックオフ前には８割方埋まり、平日ナイターしかも月曜日という日程にも関わらずスタジアムは盛り上がっていたと思う。
９３２５プロジェクトの関係でなかなかホーム戦を楽しめずにいたが、今回は久しぶりに試合前のスタジアムの雰囲気を楽しむ事ができた。記念Ｔシャツを買い、新しく出店したハンバーガー屋さんでハンバーガーを食べ、ドコモのブースで「�颯灰鵐轡Д襯鵝廚療佻燭鬚靴討澆燭蠅靴拭�ＰＳＭという事で浦和のグッズ売店もあり、多くの草津サポーターがグッズを購入していた。「浦和」というブランド力の強さを見て取れた。
試合前のサポミでは、浦和戦の意気込みをコールリーダーが熱く語り、また６月１１日（日）１８時より開催されるサポーターズカンファレンスの告知を行った。
試合前、まず草津の応援が始まり、その後浦和側からもコールが起こる。Ｊリーグ随一の応援を誇る浦和サポーターを前に草津側は明らかにオーバーペース気味な応援になっていたと思う。最初にこちらが応援を始めた時、浦和側がこちらを挑発するような動きをしていたので個人的にも一気にテンションが上がった。相手が凄ければ凄いほどやってやろうという気持ちになる。その気持ちは草津の選手達も同じだったのかもしれない。試合開始直後から積極的な試合運びでほぼ互角の展開に持ち込むと、セットプレーから高田選手が、そして後藤選手が鮮やかなゴールでリードする。その直後、ＦＫから１点を返され、前半の終盤は浦和の猛攻を受けるものの粘り強く守り前半終了。後半も草津の選手達は躍動し、ラフィーニャ選手がＰＫを決め、決定的な３点目を決めるとそのまま試合終了。ＰＳＭとはいえ、内容も結果もとにかく素晴らしかった。特に決めるべき選手が決めたのは大きい。中断期間前、なかなか勝てない日々が続いていただけに、どんな試合であれ勝利という結果は選手もサポーターも自信になると思う。この良い流れを維持して中断期間明けから勝ち進んでいきたい。
◆中途半端だった浦和レッズ
前回の記事でも触れたが、このタイミングでの草津とのＰＳＭは浦和にとってはあまり意義を見出しづらい、モチベーションの上がりにくい一戦だったのではないかと思う。フィンケ監督は時差調整の影響を一つの原因にあげていたが、天気やピッチの影響なども含め様々な要因の積み重ねがこのような結果になったのだろうと感じた。浦和の選手達はやはり個々の技術やスピードは草津の選手達に比べて一枚も二枚も上だった。またサポーターの応援も来場した人数は少ないが、声量はやはり圧倒的だった。細かい部分だが、手の上げ方が綺麗に揃っていたし、クオリティの部分では草津とは比べようもないくらい高かった。しかし、その素晴らしい応援もいつものリーグ戦のような本気度は感じられず、リードされてからは沈黙するシーンも多かった。当然、浦和サポーターもＰＳＭという部分で結果に拘っている様子は感じられなかった。選手もサポーターもこの試合の位置づけが非常に中途半端だったのだろうと思う。草津は選手もサポーターもとにかく勝ちたいという気持ちが強かった。サッカーは闘う気持ちが大事だと改めて感じた一戦だった。
最後に、一つ非常に気になった事がある。試合後、自分はダンマクを固定するロープを片づけているのだが、倉庫がバックスタンドの南側にあるので行ってみると南側のコンコースは凄い事になっていた。一面ゴミだらけ。浦和サポーターの多くがゴミを捨てずに置きっ放しにして帰ってしまったようだ。酷過ぎると思う。草津サポーターがアウエーに行った時には絶対にありえない光景だ。草津のコアサポーターはスタジアムを後にする時、最後に必ずゴミが落ちていないかどうか確認している。サポーターのマナーという以前に人として当たり前の事だと思う。自分は、浦和というクラブを、サポーターの応援を非常にリスペクトしていて、毎年草津の試合と被らない日程の時に埼玉スタジアムに行っていた。素晴らしい試合と応援。こんな雰囲気が草津にも作れたら本当に最高だなと思っていた。しかし、今回の件で今まで浦和に抱いていた思いが少し変わってしまった。ここのところ良く起こっている浦和絡みの事件（人種差別発言や不正入場など）も多くのサポーターの中のほんの一部が起こした問題と捉えていたが、今回の大量のゴミの放置を見るとそういう事ではなく、浦和サポーター全体の問題なのではないかと思えてきた。あれだけ多くのサポーターがいて、誰一人ゴミを片づけようと思わなかったのだろうか？リスペクトしていただけに非常に残念だ。
人数が少なく、声が小さくても、今回のＰＳＭでは草津サポーターである事を誇りに思った。自分は仲間と共にこれからも草津のためにできる事をとにかくやっていく。浦和のような規模のクラブになるには相当道のりは遠いが、自信を持って一歩一歩前へ進んでいきたい。
ａｚｉｏｎｅ管理人