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宮崎 川南町で公共施設が再開

7月17日 15時36分

宮崎県の口てい疫の問題で、高鍋町の農場を中心とする家畜の移動制限が18日に解除される見通しとなったことを受けて、隣接する川南町では、図書館などの公共施設がおよそ2か月ぶりに再開されました。

川南町は、最後に残った種牛を飼育している高鍋町の畜産農家から10キロ以内の家畜の移動制限区域にその大半が含まれていますが、17日の種牛の処分で、移動制限は18日に解除される見通しとなりました。これを受けて、川南町は、感染の拡大を防ごうと5月下旬から閉鎖していた公共施設を、一部を除いて、17日からおよそ2か月ぶりに再開しました。このうち町立図書館には午前中から利用者が次々と訪れ、久しぶりに本を借りたり、返却できなかった本を返したりしていましたが、出入り口には今も消毒マットが置かれ、訪れた人たちが靴を念入りに消毒していました。子どもといっしょに図書館を訪れた20代の女性は「本が借りられず寂しかったので、うれしいです」と話していました。川南町教育委員会の川崎紀朗係長は「再開を待つ声は多かった。口てい疫は完全に終息していないので、引き続き消毒への協力をお願いしていきたい」と話していました。