宮崎 農家の種牛6頭を処分
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宮崎 農家の種牛6頭を処分

7月17日 15時36分

宮崎県の口てい疫の問題で、被害が最も集中した県の東部で最後まで残っていた高鍋町の農家の種牛6頭が、17日、処分されました。

この種牛は高鍋町の畜産農家、薦田長久さんが飼育してきました。17日は午前中から、白い防護服を着た作業員が、農場から種牛をトラックに乗せて高鍋町内の家畜を共同で埋める土地に3回に分けて運びました。宮崎県によりますと、種牛6頭の処分は終わり、現在は残された排せつ物などを運び出したり牛舎の消毒作業が進められています。この種牛をめぐっては、宮崎県が、「畜産の復興に役立ててほしい」とする薦田さんの意向をくんで、いったんは処分せず残すことを目指しましたが、国が例外は認められないと反対するなかで、薦田さんが処分の受け入れを決めました。宮崎県では、今回の口てい疫の発生以降、感染の拡大を防ぐために処分した家畜はおよそ28万9000頭に上りましたが、17日の6頭ですべて終わったことになります。宮崎県などは、消毒が必要な対策を17日じゅうにすべて完了させ、この農場から10キロの範囲で設定している家畜の移動制限を18日午前0時に解除したいとしています。