保護中の少年にわいせつな行為をしたとして、滋賀県警彦根署は6日、同県守山市播磨田町、県彦根子ども家庭相談センター嘱託職員、津守順三容疑者(57)を強制わいせつ容疑で逮捕した。
容疑は5日午後9時ごろ、同県彦根市小泉町の同センターで、布団で寝ていた少年(13)の体を触るなどしたとされる。少年が別の職員に被害を訴え、発覚した。津守容疑者は「好みだった」と容疑を認めているという。
会見した県によると、津守容疑者は今年5月1日に採用され、宿直勤務に就いていた。同センターは少年と家族に謝罪。現在保護している7人が同様の被害に遭っていないか確認する。
漣藤寿(さざなみ・とうじゅ)・県健康福祉部長は「子どもたちを守らねばならない場所で事件を起こし、深くおわびする。検証委員会を立ち上げ、再発防止策を検討する」と話した。【中本泰代】
毎日新聞 2010年7月7日 9時40分