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教諭暴言「親が死んだことは風流」 大栄丸事故遺族生徒が適応障害に

 死者・行方不明者12人を出した昨年4月の第11大栄丸沈没事故で父親を亡くした佐世保市内の女子生徒(17)が、事故直後、通学する同市の西海学園高(菅沼宏比古校長)の50代男性教諭から、父親の死を中傷するような暴言を受け適応障害になったとして、県弁護士会人権擁護委員会(迫光夫委員長)に人権救済を申し立て、受理されていたことが16日までに分かった。

 申立書などによると、男性教諭は、沈没事故から数日後の国語の授業中、女子生徒に対し、古典の解釈の一例として「親が死んだことは風流だ。人はいつ死ぬか分からんけんな」と言ったという。

 女子生徒はその後、同教諭の姿や声を聞いただけで過呼吸の症状が現れ、学校を休みがちになった。昨年8月、同教諭から呼び出され、「おれの(授業)時間ばかり具合が悪くなる。おれが原因なのか、正直に言え」と迫られた。教諭はその後も、授業で戦時中に自身の親類が乗っていた船が沈没した話を繰り返したという。女子生徒は同11月、適応障害と診断され、約5カ月間学校を休んだ。

 同教諭は女子生徒が事故の遺族だと知っていたが、「方丈記に表れる『生きとし生けるものは変化する』という中世の無常感を伝えるため死について話したが、『風流だ』とは言っていないと思う。誤解だ」と主張。菅沼校長は事実関係を大筋で認め、「配慮を欠いた発言だった」と釈明している。

 同委員会は調査の結果により、学校側に反省や改善を求める「警告」「勧告」などを出すことができる。

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