国が各党に配分する政党交付金について、参院選の結果を受けた2010年分の見込み額を朝日新聞社が試算した。参院の議席数が選挙前より10減った民主党は、4月時点の当初予定額より2億200万円減った。反対に、10議席増と躍進したみんなの党は3億1400万円増え、ほぼ倍増となった。
自民党は選挙で13議席増やしたものの、選挙前に衆参両院で離党者が相次いだり、交付金算定の元になる得票率が減ったりした影響で、当初予定額より1億1100万円減少した。政党交付金は国民1人あたり250円が税金から支出され、今年分の総額は319億4100万円。各政党の国会議員数や国政選挙での得票率を元に配分額が決められ、年4回に分けて支給される。受け取りを拒否している共産党は試算から除いた。