民間種牛6頭の殺処分着手、農水副大臣が謝罪
7月17日10時48分配信 読売新聞
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県は17日、高鍋町の薦田(こもだ)長久さん(72)の種牛6頭の殺処分に着手した。
午前9時50分頃、家畜を運び出すためのトラック1台が、作業を担当する県畜産課の職員らを乗せたバスと一緒に薦田さんの農場に到着。同10時半頃、6頭のうち2頭を載せたトラックが、高鍋町内のJA所有の共同埋却地に向かって出発した。埋却地に到着後、殺処分される。残る4頭も順次運び出され、埋却が完了するのは午後になる見込み。
政府の現地対策本部長の篠原孝・農林水産副大臣はトラックよりも前に薦田さんの農場に到着。篠原副大臣によると、「残念ながら殺処分することになってしまい、すみませんでした」と謝罪したところ、薦田さんは「宮崎の畜産振興や、国の畜産の振興にぜひ力を入れてほしい」と答えたという。
1回目の運び出しの際、薦田さんと篠原副大臣は一緒にトラックを見送った。薦田さんはうなだれていたという。
県は6頭を埋却した後、18日午前0時、高鍋町を中心にした移動・搬出制限区域を解除するとともに、制限区域内の住民にイベントや外出の自粛を求めた非常事態宣言も解く見通し。県内で移動制限区域が残るのは、27日に解除予定の宮崎市の一部だけとなる。
午前9時50分頃、家畜を運び出すためのトラック1台が、作業を担当する県畜産課の職員らを乗せたバスと一緒に薦田さんの農場に到着。同10時半頃、6頭のうち2頭を載せたトラックが、高鍋町内のJA所有の共同埋却地に向かって出発した。埋却地に到着後、殺処分される。残る4頭も順次運び出され、埋却が完了するのは午後になる見込み。
政府の現地対策本部長の篠原孝・農林水産副大臣はトラックよりも前に薦田さんの農場に到着。篠原副大臣によると、「残念ながら殺処分することになってしまい、すみませんでした」と謝罪したところ、薦田さんは「宮崎の畜産振興や、国の畜産の振興にぜひ力を入れてほしい」と答えたという。
1回目の運び出しの際、薦田さんと篠原副大臣は一緒にトラックを見送った。薦田さんはうなだれていたという。
県は6頭を埋却した後、18日午前0時、高鍋町を中心にした移動・搬出制限区域を解除するとともに、制限区域内の住民にイベントや外出の自粛を求めた非常事態宣言も解く見通し。県内で移動制限区域が残るのは、27日に解除予定の宮崎市の一部だけとなる。
最終更新:7月17日12時19分
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