口蹄(こうてい)疫種牛問題 民間種牛の殺処分に向けた作業が始まる
宮崎県で広がった口蹄(こうてい)疫の問題で、民間種牛の殺処分に向けた作業が、17日朝から始まった。
民間種牛を飼育している薦田長久さんは、「命を守ってやれなかったことは本当に残念だけど、お前たちを誇りに思ってね、おくるからねって」と話した。
民間で種牛を飼育している高鍋町の薦田さんは、16日、種牛の殺処分を受け入れ、一夜明けた17日、殺処分の日を迎えた。
薦田さんの牛舎で種牛を弔うための手向け花が県の職員に手渡され、殺処分に向けた作業が始まった。
現場では、農林水産省の篠原副大臣が、薦田さんに殺処分する事態になったことを謝罪したという。
種牛6頭の処分や、牛舎の消毒などの防疫作業は、17日中に終了し、薦田さんの農家を中心とした半径10kmの制限区域は、18日午前0時に解除される見込み。
(07/17 12:37 テレビ宮崎)