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韓国軍の関係者は１６日、同国哨戒艦沈没を受けて、日本海と黄海で計画されている米韓合同軍事演習について、黄海では８月に対潜訓練を実施する計画を明らかにした。

訓練は韓国軍が主導して行う見通し。

コメント
韓国政府が哨戒艦沈没事件を、北朝鮮の潜水艇が発射した魚雷攻撃と断定した以上、この海域での対潜訓練という示威活動は必要だった。

もし、韓国が対潜訓練を実施しなければ、この海域は北朝鮮の潜水艇が支配する海域になるからだ。

しかし当初に言われていたように、米空母ジョージ・ワシントンが黄海に入って演習に参加することはない。

中国に与える政治的な影響が強すぎるからだ。

原子力空母Ｇ・Ｗは、別の機会に日本海などで行う演習に参加するか、東シナ海や日本海や釜山港に停泊して、艦載機だけを対潜訓練に参加させることは可能だ。

しかし北朝鮮が潜水艇を使って攻撃してきたなら、そのまま韓国軍が泣き寝入りすることはあり得ない。韓国軍が演習で高度な対潜能力を示し、次の北の攻撃では間違いなく撃退（潜水艇の探知・攻撃）することを示す必要がある。

そのような軍事の常識というか、軍事の作法についても、日本人は知る必要がある。それを知らないと、この対潜演習で北朝鮮と韓国軍の間で戦争が起きると誤解するからだ。