「韓国人男性との結婚はギャンブル、慎重に」−ベトナムメディア

  ベトナム人新妻が韓国に入国して1週間で夫に刺殺された事件で、ベトナム現地のメディアが「韓国人男性との結婚はギャンブルのようなものだ」と報じたことが明らかになった。韓国メディアが大きく取り上げ、注目が集まった。

  衝撃的な殺人事件から1週間、ベトナムでは反韓感情が高まっているという。現地メディアのベトナムネットは、「一言でいえば、若い女性たちよ、慎重に」と題した文章を掲載した。記事は、韓国の女性は成功した男性を配偶者として求める傾向が強いため、ベトナム人女性を妻として迎える韓国人男性の大半は学歴や経済能力など諸条件が「最悪である」と分析した。

  韓国在住のベトナム人妻の声も紹介された。「ベトナム人妻100人のうち、満足のいくケースは2、3人にすぎない」、「数百人の中から選ばれたが、名前と年齢しか知らなかった。無職で、てんかんを患っていることが分かり、夢はやぶれた」と、「コリアンドリーム」に警鐘を鳴らす声が多い。

  また、ベトナム現地の違法な結婚仲介所の問題点も指摘された。ベトナム北部のハイフォン市にある結婚仲介所では、ベトナム人女性との結婚を希望する韓国人男性に「わずか数時間で100人ほどのベトナム人女性を前に並べ、その中から選ばせる」ということもあるという。

  殺害されたベトナム人新妻は、貧しい家庭に育ち、ホーチミン市で家政婦として働いていた。同メディアは、「コリアンドリーム」を夢見て韓国に来ても結局はつらい目にあうケースが多く、彼女の事例は氷山の一角にすぎないと指摘。

  記事は、国際結婚の実態と問題点を明らかにし、制度的な改善策が必要だと論じた。また、人身売買の意味合いが強い国際結婚問題の解決には、韓国人男性との結婚を禁止したカンボジアの事例を教訓にすべきと促した。(編集担当:金志秀)

【関連記事・情報】
20歳のベトナム人妻が韓国入国1週間で韓国人の夫に殺害される(2010/07/09)
韓国人男性に「事前素養教育」が義務化、相次ぐ国際結婚のトラブルで(2010/07/12)
カンボジアが韓国人との結婚を禁止、韓国は「人身売買」を否定(2010/03/21)
日中の国際結婚に変化の兆し、「老いた日本人には嫁ぎたくない」(2010/01/23)
女性芸能人の6割が性接待の提案を受けた!韓国人権委員会の発表(2010/04/28)

各国ブログから見る日本、世界では日本をこう見る - サーチナ・各国ブログ