ふじながたかみの日本御臨終宣言

■魅力なき市民派は淘汰されるしかない

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050424/1114296545

　極右と極左の共通点は宮台さんのブログが参考になる。

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=98

　それによると、私が依拠する古典的右翼は「伝統共同体の護持→小さな政府→集権的再配分の否定」で、古典的右翼のラディカル部分である極右もそれに連なる。極左は左翼＝マルクス主義＝自民党経世会的な「集権的再配分」を否定して、自立的相互扶助とも連なる「分権的再配分」を主張する。極右と極左は「集権的再配分の否定＝分権的再配分の肯定」という点で共通する。その点リベラリズムとも親和性のある部分である。

　「伝統共同体の護持」は「入れ替え不可能なものを守ること」。極右はそれを守るために、いつでも国賊を倒せることを主張する。しかし日本では「伝統共同体」の「伝統」たるヘリテージも枯渇しているので、入れ替え可能なものしかない昨今では「伝統共同体の護持」で動機付けるのは不可能に近い。しかも右と左の本義を完全に忘却してしまっている。それゆえか日本で極右というとバカ右翼の延長線上で考えることが多い。

　それはさておいて、昨今の市民派の落選は当然の流れかもしれない。当の市民に、「市民のための政治」という言葉の裏のつまらなさが見透かされているからだ。まあどんな立場であれ、アホが当選してしまっては元も子もないが。

■お前はバカ右翼と真性右翼の違いがわかっているのか！

　私は「真性右翼リベラリスト」を自称する。真性右翼とは古典的右翼の別名でもあるが、日本においては天皇主義者でもある。ただし天皇を尊崇するが、首相任命制度に見られる「田吾作による天皇利用」は徹底的に拒絶する。

　さらに右翼とは物事に動じず、物事の深層を見極める能力を持つ者のこと。バカ右翼のようなオナニー野郎ではない。そこのところがカマヤンさんにはわかっていないようだ。私のことをバカ右翼と一緒にする点で、それは明らかであろう。

　私は最近、天皇主義への誘惑に駆られている。小室直樹さんの影響もあろうが、むしろ私の深層にもとからあった天皇主義的思想を揺さぶられていると言ったほうが正しいのかもしれない。リベラリズム国家を実現するには、天皇を持ち出すしかないのではないか。小室さんの言うように、「日本で世直しを追及するなら天皇主義しかない」。私は何度もこの結論に達してしまうのである。バカ右翼ならこんなことは思わない。バカ右翼なら自らの欲望や利権を獲得するためだけに汲々とするだけである。私は小室さんと違って「リベラリズムではなく天皇主義」ではなく「リベラリズムを貫徹するために天皇主義」という違いがあるだけだが、大まかなところは似ている。それも仕方がないと思うが、まだそんな段階ではないと自分に言い聞かせている。しかし表現規制問題など昨今の政治状況を見るにつけ、いつも私の天皇主義的な部分が支配する。最近の私はこれとの闘いである。

■「冷徹になれ」を「空論扱い」とは心外

　私は規制反対派の主張を空論と言ったことはない。規制推進派の方が空論なのだが、奴らの空論と規制反対派の主張とどちらが通りやすいか見極め、その上で冷徹な動きをやれと言っているのである。私はAMIを含めた規制反対派に「冷徹になれ」と言っている。規制推進派よりも冷徹に。何べんも使いまわされた主張だけではもはや有効ではない。ナイーブなままで、物事の深層を見極める能力を持っていなければ規制推進派に勝てない。重ねて言う。冷徹になれ！　もっと踏み込んで、規制推進派の動きを止めることだ。カマヤンさんは「金は原則的には出ていく一方なのだから。失うもの多くて、得るもの少なすぎ」とは言うが、そんなもんで私の心情をわかったとは笑わせる。金の問題に還元している時点でダメ。「金さえあれば」という意識自体が器の小ささをあらわしている。金がなくてもやれよ。金がなくても耐えられる心意気があれば十分。

　あと、結構私は本を読んでますよ。宮台さんの著書が多いけど。というか本の数ではなく、本に対する理解度の問題だろが。

■以下、罵倒モードをお楽しみください

　私もAMIの皆さんの活動は尊敬に値する。できれば私も参加したい。その上で言わせてもらえるなら活動の中身が問題で、あまりに稚拙すぎるのではないかという印象がある。私の100倍しんどい仕事をしてると言っても、その中身が私の100分の１程度だったら話にならない。それなら私が出た方がマシに思える。

　「ブログの中でなら負けてもいい」というが、すでに「オタクちゃんねる」「オタクの政治プラス」で私に負けてるじゃねぇーか。考えが判明した時点で書き込みを止めるけど、そのたびに「勝った」とニヤついている様子が手に取るようにわかる。穴だらけの論理を展開して私の仕掛けた罠にまんまと引っかかっている。私って基本的に相手の本質を引き出すのが得意なのね（笑）と自画自賛（←オイ）。今後もあらゆる場面で私に負けると思う。あれ以上書き続けたら、以前私の前で自滅した教師のような体たらくになるだろう。おまけにこれ。「塩味ラーメン好きと醤油味ラーメン好きの違い程度に無意味」って喩えがバカバカしすぎる。ラーメンと名がつけば味は関係なく好きですがね、私は（笑）。

　前に触れたとおり、誰が読んでも納得できるような情報収集を行っているカマヤンさんはむしろ尊敬する。これまたその上で言わせてもらえるなら表現規制のことだけに限定したり、斎藤貴男さんの本を鵜呑みにしたのはバツ。斎藤さんの原風景を無批判に称揚するさまはいったい何なのか。「安心のファシズム」なんか宮崎哲弥さんに批判されたぞ、香山リカさんともども。

　で、「私は『オタクによるパートタイムな政治参加』を推奨している」。あのな、そのオタクが思考停止ばかりであまり当てにならないのは散々AMI-19で述べただろ。現状を見もしないで何を言うか。ましてやエロゲメーカーの掲示板に書き込んでいる奴ですら思考停止。どこを見ても思考停止。太平の眠りにつくオタクに政治参加呼びかけたって、意味ねぇーんだよ。

　さらにAMI-19での匿名の書き込みについて「オレだボケ」とやる始末。お前だということはわかってんだよ（笑）。大体名前を隠して書き込むバカがいるか。ボケはお前だろ。ちゃんと名前を書いて発言しろ。アカウンタビリティを何だと思っているのか。それとなんだよ、「お前の１００倍程度にしんどいことしているのだから」？　「数冊本を読んでいる」私（実際には多くの本を読んでいるけど）の100分の1の見識しかないくせに何だその態度は！　しんどいことしてるのがえらいのか。しんどいことに見合ったことをしているのか。私の100倍の見識と行為態度でもって精力的に行動したのならしんどいという言葉に意味があろう。でもお前のブログを見る限り、そんなものはひとつもないじゃないか。宗教右翼を批判するけど、その宗教右翼をのさばらせている背景について何の見識もない。薄っぺらなんだよ、お前の言ってることは！

　故に私というリベラリズムのカウンターがいないと、うわべだけの議論に終始してしまって話にならない。それがわからんならとっとと手を引くこと。それが賢明（笑）。まあコレを言うと、ブログやらどこかでキレまくりの反論を掲載したり、AMI-19へのアクセス禁止を要請するだろう。そんなことをしたら「完全なる負け」とみなすけど（笑）。