今日の雑談

2010-03-25

昔の人は偉かった

はてなブックマーク - いい加減にしてもらいたいネットの反○○運動 - 今日の雑談

steam_heart 余談だが、「検閲があった江戸時代は」、忠臣蔵は名前を変え創作として上演されてたりとか

というか、討ち入り直後から劇化は繰り返されていて、有名どころでは近松が「碁盤太平記」を書いてる。

no title

 吉川弘文館発行の今田洋ニ著「江戸の禁書」によると 近松門左衛門は 1706年に大阪竹本座で、はじめて「赤穂浪士の吉良邸討ち入り」をとりあげて 「碁盤太平記」として描いた。

 舞台は太平記に 場所は 江戸鎌倉に変え、大星由良之介の名で大石蔵之介を、その子力弥の名で 大石主税を登場させて 「赤穂浪士の復讐計画」、「吉良邸討ち入り」「切腹の顛末」を劇化した。それ以後 京都では 浪士劇が流行した。

これの影響が大きくて、のちの「仮名手本忠臣蔵」でも、同じ太平記の世界や、登場人物の名前を借りてる。


昔の人は偉かった。

狼少年

ネットの法律絡みの反対運動って本当にただの「狼少年」で、何を心配してるの?とかあれだけ騒いだのになんだったの?みたいなことが多すぎる。


今回の東京の件で久々にこの手の反対運動のサイト・ブログを眺めたけど、もうお腹いっぱい。公権力に対して警戒的であらねばならないのは当たり前としても、ちょっとね。眺めてて疲れる。


ただ、見るべきものがありそうかなと思ったのが児童ポルノ改正反対運動で、「児童」の対象年齢の問題など議論のあるところはあるかもしれないな、とは思ったくらい。


で。


奈良の「子どもポルノ単純所持禁止の運用ってどうなってんだと思ってググってみた。この「子供を犯罪の被害から守る条例」制定以前には結構な反対の声があって、単純所持禁止だけでなくて、「子供に声をかけただけで逮捕!」みたいな話になってたので、今どうかと思ったらこのザマでのけぞった。

奈良県に住んでいるのに知らなかったけど、奈良県では「子どもを犯罪の被害から守る条例」ってので「子ど... - 古谷 俊一 - FriendFeed

奈良県に住んでいるのに知らなかったけど、奈良県では「子どもを犯罪の被害から守る条例」ってので「子どもポルノ」(子どもとは13歳に満たない者)が罰則つきで(正当な理由なしの場合)単純所持禁止されていたのね。発見者は通報しなければならない、ってのもある。

まあ、東京と奈良は違うってのはあるけど。条例そのものの善悪は棚に置くとしても、ホントに気が抜ける。


ここらへんの反省がないのに、ネットの○○反対運動についていけますかって。

素朴な疑問

児ぽ法改正反対運動あたりは明確なんだけども、明らかに公権力への警戒感が第一にある。それはそれで分かる。大事なことではあるし。


これがサヨクの基本論調であることは言うまでもないんだが、読めば読むほど疑問だったのが一つある。


人権擁護法案反対運動は右が反対して左が賛成した。


公権力の問題という意味では児ポ法と同じで、ウヨクが妄想たくましくした点も「公権力への警戒」という意味では同じ路線だった。


なら、サヨク人権擁護法案も反対すべきだったんでないの?と素朴な疑問。


いや、そりゃサヨクだから論理の緻密さが違うし、法律の解釈はしっかりしてるし、なにより法律が対象としているものが違って、もちろん「人権救済」も大事だけど「表現の自由」はもっとも重要なものの一つであるには違いないし。


だから、理解はするんだけど、公権力への警戒感を前面に出す割に、サヨクは別に小さい政府主義者を志向しているわけではない、はず。


同じ公権力に関する問題で、反対と賛成の分かれ目の基準がどこにあるんだろう。素朴な疑問。


弁護士という肩書きだけで信用できるか

ああ、こんなの見つけちゃった。

人権擁護法案に異議あり!: 弁護士山口貴士大いに語る

人権侵害の主体となりうる存在は色々とありますが、国家の三権力の中で国民の人権を侵害する可能性がもっとも高いといえるのは、行政権でしょう。したがって、少なくとも、人権委員会行政権から独立したものでなければなりません。


ところが、この法案では人権委員会法務省外局として設置するという方針が依然として維持されています。

山口先生、なるほど主張は一貫してて分かりやすいやん。


あたし、弁護士にはリアルで何度か痛い目にあってるので、肩書きで信用するのはやめてるんだけど、ま、なんというかな。