菅直人首相は16日夜、東京都内のホテルで法政大学の五十嵐敬喜、江橋崇両教授と会食し、首相続投に強い意欲を示した。五十嵐氏によると、同氏らが「(衆院の残る任期の)3年間、絶対に辞めないでください」と求め、首相は「任期まで全部やる」と述べ、今後の政権運営に強い意欲を示したという。一方、参院の過半数確保に関し、首相は「あらゆる方法を考えている」と述べるにとどめた。
参院選の敗北以降、首相の会食相手は伸子夫人や側近議員がほとんどで、外部有識者とは初めて。首相のブレーンでもある五十嵐氏は会食後、記者団に対し、首相の様子について「全然、辞めないよ。(民主党代表選に向けて)やる気です」と強調した。【横田愛】
毎日新聞 2010年7月16日 23時37分