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【口蹄疫】「国にはがっかり」 種牛問題で東国原知事“恨み節”
「国は殺処分ありきで、最悪。がっかりした」。口蹄疫問題で、民間種牛6頭の殺処分が決まった16日。所有者の薦田長久さん(72)との面談後に記者会見した宮崎県の東国原英夫知事は、自らが掲げた救済案がかなわず、山田正彦農相への“恨み節”を口にした。大きな懸案だった種牛問題の決着だが、約15分の会見中、笑顔を浮かべることは一度もなかった。
午後2時、記者団の前に姿を見せた知事は「沈痛な思いで(殺処分を)受けていただいた。悩み抜かれたと思う」と薦田さんを気遣った。
種牛の扱いをめぐって対立してきた山田農相について問われると、憤慨した口調に。「薦田さんに一度も会っていないし、会わないと言った神経が信じられない」と非難の言葉をまくしたてた。