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ページ更新時間:2010年07月16日(金) 19時37分
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■ 宮崎の口蹄疫、農水相と知事の対立激化
種牛の殺処分を巡って山田農林水産大臣と宮崎県の東国原知事が激しく対立している問題で、これまで処分を拒否してきた畜産農家が受け入れる考えを示し、一応、決着しましたが、大臣と知事の対立は、さらにヒートアップしています。
「ご足労、頂きまして・・・」(宮崎県 東国原英夫 知事) 午前10時半。これまで種牛の殺処分を強く拒否してきた畜産農家の薦田長久さんが、東国原知事に処分に応じる考えを伝えました。 「県民のためになる牛が殺処分しないと、逆に県民のためにならない。本当にショックを受けました」(畜産農家 薦田長久さん) 薦田さんが殺処分を受け入れたのは、国に延命措置を認めるよう求めていた東国原知事が、15日に一転して、薦田さんに殺処分を受け入れるよう説得したからです。 「国の対応については、私は不本意ですけど、公共の福祉に影響を与える事はしてはならないということで」(畜産農家 薦田長久さん) この決断に、「特例は認めない」と、再三、処分を求めてきた山田農水大臣は・・・ 「国の立場を理解して頂けた。感謝しています」(山田正彦 農水相) 山田大臣は、宮崎を訪問して薦田さんに直接、感謝の意を伝える考えを示しました。しかし・・・ 「最悪ですね。この国にはがっかりしました。特に大臣にがっかりしました。どの面を下げて来られるのか、どこまでKYなんだ」(宮崎県 東国原英夫 知事) 国の方針を受け入れた東国原知事ですが、山田大臣の一連の対応に怒りをぶちまけました。これに対し、山田大臣は・・・ 「どういうお気持ちでそうおっしゃったか分かりませんが、今回、国家的な危機管理なんだから知事さんもしっかりと自分の持ち場を守ってもらいたい」(山田正彦 農水相) 大臣と知事の対立は収まりそうにありません。(16日17:31)
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