広島市南区の広島駅南口Cブロック市街地再開発準備組合は15日開いた総会で、ビル2棟の建設計画の修正案を示した。ホテル部分を見送り18階建てビルを10階に減らす。一方、マンションなどが入る37階建てビルは41階建てにする。2011年度としていた着工目標は13年度に延ばす。
18階建ての7〜18階に入る予定だった約200室のホテル部分を見送り、商業施設や総合スポーツ施設などが入る複合ビルにする。41階建てに変更するマンション棟は、分譲だけでなく賃貸部分も検討する。
10階建てに変更したビルの一部と、両ビルとは別棟の駐車場棟に整備する駐車場は、計約430台分を計約760台分に増やす。
開発事業者の森ビル都市企画(東京)は「需要面などからホテルの採算性が厳しいと判断し、構成を変えた」と説明。ただホテルの進出希望があれば再度、計画を見直す。
これまで11年度中の着工、14年度の完成を目標としていた。計画修正の影響などで13年度の着工、16年度の完成を目指す。約244億円としていた総事業費は変わらない。
本年度は地権者の同意を得た上で都市計画の原案を広島市に提出し、都市計画決定を目指す。
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