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神木隆之介、小人になれたら駅で撮り鉄したい…ジブリ“登板”5度目

「呼んでもらえるならジブリ作品にずっと出たい」と語る神木隆之介

 スタジオジブリの新作映画「借りぐらしのアリエッティ」(17日公開、米林宏昌監督)で声優を務めている俳優の神木隆之介(17)が、スポーツ報知のインタビューに応じた。ジブリ作品への“登板”は早くも5度目ながら、2歳からの俳優歴を「天才子役と呼ばれるのはイヤだった」と振り返る。“撮り鉄”という意外な一面を明かすなど、普通の高校2年生を感じさせる素顔をのぞかせた。

 「千と千尋の神隠し」(2001年)、「ハウルの動く城」(04年)などに続いてジブリ作品に5度目の出演となった神木。「鈴木さん(敏夫プロデューサー)や宮崎駿監督に年賀状で『夏の映画、楽しみにしています』って書いたんです。その映画にまさか自分が参加させてもらえるとは」と驚きの表情を見せた。

 今作の翔役は、神木をイメージして作られたキャラクター。療養のため母の育った古い屋敷にやってくる12歳の少年で、小人のアリエッティとの交流が描かれる。「すごく難しかったんですよ。“ハウル”のマルクルは顔がコミカルな動きをするんですけど、今回は真逆。落ち着いたフラットな人間なので、決められた芝居の幅の中でやるのが大変でした」。

 「借りぐらし」とは、暮らしに必要なものを人間から拝借する小人の生活のこと。小人になって「借りぐらし」するなら「駅」と即答した神木。「電車、好きなんですよ。構内にいたいですね、ずっと。カメラ持って写真をずっと撮ってたいです。(3月で廃止された)富士・はやぶさの引退も行きました。あっ、ICOCA(イコカ=乗車券などに利用できるJR西日本のICカード)も持ってますよ」と興奮気味に明かした。

 2歳でデビューし、華々しい活躍を続けた。周囲は「天才子役」とたたえたが、神木には複雑な思いがあった。「別に俺、天才じゃないもんって感じですよ(笑い)。恥ずかしいのと…ちょっとイヤでした。いい気がしなかった」。さらに「特殊な能力は持っていないし、普通の人間。今でもお仕事大好きで、人に何かプラスになることをしたいという基本的な心構えはちっちゃい時から変わってない」と続けた。

 自身を特別視せず、謙虚な努力を続けてきたことが、成長を後押ししたのだろう。高校生らしく“撮り鉄”が趣味という神木だが、その表情に少年のあどけなさはもうない。むしろ大人の雰囲気を漂わせていたのが印象的だった。

 ◆神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)1993年5月19日、埼玉県生まれ。17歳。2歳でセントラル子供タレント入りし、99年にドラマ「グッドニュース」でデビュー。2005年に映画「妖怪大戦争」で初主演。おもな出演はドラマ「義経」「探偵学園Q」「風のガーデン」、映画「遠くの空に消えた」「サマーウォーズ」など。

特集   インタビュー

(2010年7月16日11時09分  スポーツ報知)

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