豪雨被害拡大 岐阜・八百津町では239mmの猛烈な雨 可児市では男女3人が行方不明に
連日の豪雨で被害が拡大している。岐阜・可児市では16日朝、可児川がはんらんした影響で、トラックや乗用車などが畑などに押し流されている。これまでの大雨で各地で15日から16日にかけて、8人が行方不明となっている。
岐阜・八百津町では、15日の1日で239mmの猛烈な雨を記録した。
可児市に隣接する多治見市では、観測史上最も多い、1時間に83mmの大雨が降った。
可児市では、川がはんらんして車が流され、男女3人が行方不明になっている。
可児川から100メートルほど離れた所では、ガード下でトラック数台が今も宙に浮いたままの状態となっていて、道路が封鎖され、池のように冠水したままになっている。
15日、可児川がはんらんして、トラック10台以上が押し流された。
16日朝になって、54歳の会社員が帰宅せず、行方不明とみて捜査している。
可児市では、15日夕方から雨足が強まり、豪雨となった。
このため、可児川がはんらんして、近くの駐車場のトラックや走行中の乗用車など、あわせて20数台が流された。
このうち、1台に乗っていた三宅秀典さん(26)が、携帯電話で父親に助けを求めたまま、行方がわからなくなっている。
行方不明の三宅さんの父親は「今、水が車に入っているし、流されとるでという一報はもらったんだけど。そのあと、折り返し電話入れてもつながらないし、今の川の流れを見てると、あんな方まで行ってたらとてもやないけど、外へ出たらもう、助からないだろうし...」と話した。
可児川周辺では、田んぼに車数台が乗り上げたままとなっている。
可児川では、以前にも川がはんらんしたことがあったが、ここまでの被害は初めてだという。
(07/16 11:53 東海テレビ)