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水俣病訴訟判決 国の認定基準を否定
全国知事会「消費税引き上げは不可欠」
生コン業界が一斉スト 大阪の工事ストップ
家具工場 約300平方メートル焼く
アムールトラの赤ちゃん3頭を公開
知的障害者施設で職員が虐待か
女児虐待死 母親に「懲役12年」求刑
JR西車両 「無線」の部品抜き取られる
佐用町の災害 町長が謝罪
姫路市下着泥棒押収物200点を公開
最終更新日時:2010年7月16日 19:12
 

水俣病訴訟判決 国の認定基準を否定
原告・弁護団の会見
患者に科した高いハードル、裁判所が国の認定基準を否定しました。最高裁判決で勝訴したのに行政からは水俣病と認められなかった女性が起こした裁判で大阪地裁は、「国の基準は医学的な正当性がない」として行政側に患者認定を命じました。
【原告団 田中泰雄弁護士】「正面からこれまでの環境省の基準を考え直しなさいという、それは時代遅れですよということを言ったものだと思います」熊本県水俣市で生まれ、現在大阪府に住む84歳の女性は32年前、手足の痺れなどを訴えて水俣病の認定を申請しました。しかし、感覚障害のほかに運動失調など複数の症状の組み合わせを条件とする国の基準を満たさないとして棄却されました。女性は関西水俣病訴訟の原告に加わり、6年前の最高裁判決で勝訴しましたが、国はその後も水俣病と認定しなかったため改めて裁判を起していました。16日の判決で大阪地裁の山田明裁判長は「判断基準を満たさない限り、水俣病と認められないとする国の主張は医学的正当性を裏付ける証拠がない」と指摘。「女性の症状は感覚障害のみだが、社会通念に照らし水俣病にかかっていたと認められる」として不認定処分の取り消しを命じました。【水俣病被害者互助会・佐藤英樹会長】「国と県は間違った判断でやっていたということですね。私達にとっては大事な判決だった」【田中泰雄弁護士】「本当の水俣病の患者の補償の枠組みができていなかった。これを機会に再度見直してもらいたい」国の判断基準が否定されたことにより、1万人を越える未認定患者の救済に大きな影響が予想されます。
( 2010/07/16 19:12 更新)
全国知事会「消費税引き上げは不可欠」
与野党が早期に協議に入るよう求める
和歌山で開かれていた全国知事会は消費税の増税をめぐり激論となりました。大阪府の橋下知事は、「消費税増税を国に求めるのは無責任だ」と主張しましたが、結局、知事会としては「増税」の立場を決めました。15日から和歌山で-.0開かれた全国知事会。消費税は5%のうち1%分が地方に配分されていますが、財源不足に悩む自治体は、この地方分を引き上げてほしいというのが本音です。しかし、大阪府の橋下徹知事は「いつも『国に上げてくれ』そうじゃなくて、そこは『我々地方で決定させてくれ』と、国が上げようが上げまいが関係なく、地方で各知事が選挙を通じて言うべき」と話します。すると、各知事からは)「自分のところで、『住民税を上げてやります』と選挙で言える知事は、ちょっと橋下さん以外見当たらないのかな」(愛媛県・加戸守行知事)「地方消費税を何とかしなきゃ我々はやっていけなくなっているという非常に現実的な事態にあることは間違いない。やはり訴えていかないといかん」(福岡県・麻生渡知事)といった意見が出されました。結局、知事会では「消費税の引き上げは不可欠」という意見が大勢でした。会議終了後、橋下知事は、「国政はすさまじいパワーゲームで政権を取り合っているにも関わらず、知事会は何もやらなくても言えば聞いてくれるという、すごく極楽能天気な考え方。民主党が消費税を何%か上がっても地方に渡すという議論にはならない」と話しました。知事会では、消費税について、政府与党と野党が早期に協議に入るよう求めるとしています。
( 2010/07/16 19:10 更新)
生コン業界が一斉スト 大阪の工事ストップ
工事が2週間ストップ
大阪の大規模工事がストライキで止まっています。ゼネコンとの値段交渉で折り合いがつかない生コンクリート業者が実力行使に出た形です。
ことし3月に着工したばかりの梅田北ヤードのビッグプロジェクト。もう2週間も工事が進まない状態です。生コンクリートに関わる労働者が一斉にストを決行、北ヤードだけでなく大阪の大型工事がすべて止まるという異例の事態です。生コン会社の社長たちは「労と使が協調し共闘してここを勝ち抜かないと生コン産業が全部潰れる」と話し、ストに臨む従業員を背に倒産覚悟でゼネコンとの交渉に向き合います。生コンの価格は10年以上、据え置かれているうえ、ゼネコンの買いたたきで定価の3分の2に値引きさせられているといいます。さらに不況と公共工事の減少が業界を追い込んでいます。従業員は「社長がいて従業員がいるんやから、ともに命がけです」と話し、社長も「たとえ自分のところが倒産に追い込まれても頑張ります」と一歩も引かない構えです。北ヤードを施工する竹中工務店は「生コンの価格は適正で、早期解決を望んでいる」とコメント、ストは3週目に入りますが現時点では北ヤードの工期に影響はないとしています。
( 2010/07/16 19:05 更新)
家具工場 約300平方メートル焼く
工場の二階部分を焼いた(大阪・八尾市)
16日午前、大阪府八尾市の家具工場で火事があり、二階部分約300平方メートルを焼きました。けが人はいませんでした。16日午前9時30分ごろ、
八尾市太田の「東邦家具・八尾工場」から火が出ていると、従業員から通報がありました。消防車11台が出動して消火にあたり、火は約一時間後に消し止められましたが、鉄筋二階建ての二階部分約300平方メートルを焼きました。目撃者は、「窓から火がバーッと出ていました。」と話しています。火元の二階部分では、午前8時ごろから引火性のある塗料を使って、家具の塗装作業が行なわれていたということです。警察と消防は午後から実況見分を行い、出火原因を詳しく調べています。
( 2010/07/16 14:24 更新)
アムールトラの赤ちゃん3頭を公開
トラの赤ちゃん3頭の名前を一般公募
絶滅の危機に瀕しているアムールトラの赤ちゃん3頭が、16日から京都市動物園で公開されています。お母さんトラに毛づくろいをしてもらう3頭のオスのトラの赤ちゃん。オッパイを飲んだり、横になって、じゃれ合ったりしています。京都市動物園では先月、15年ぶりに絶滅危惧種に指定されているアムールトラの赤ちゃん3頭が誕生しました。体長20センチほどで生まれた赤ちゃんは、一か月ほどで体長40センチまでに成長し、よちよち歩きができるようになりました。動物園を訪れた子供たちは、「めっちゃ可愛かった。」と話していました。京都市動物園は3頭の名前を一般公募し、来月半ばに発表する予定です。
( 2010/07/16 14:24 更新)
知的障害者施設で職員が虐待か
大阪市は調査結果を踏まえ、改善指導を検討
大阪市内の知的障害者施設で、職員が入所者に暴力を振るうなど虐待が疑われる事案が相次いでいたことが分かり、市が調査しています。虐待の疑いがあるのは、東住吉区にある障害者支援施設「今林の里」です。大阪市によると、この施設は、知的障害者約80人が利用していて、「職員による虐待がある」と、今年5月に通報が寄せられました。市が職員からの聞き取りや記録の調査をしたところ、おととしから今年にかけて、虐待が疑われる事案が少なくとも21件あり、中には骨折などのケースもあったということです。大阪市は会見を開き、「早いこと、お風呂からあがることを促すために、職員が冷水シャワーをかけた。利用者を叩くという暴力を振るっていた」などと話しました。一方で、「障害者がパニックになるので、力ずくで対処せざるを得なかった」などと、職員が主張するケースもあり、市は調査結果を踏まえた上で、施設を運営する社会福祉法人への改善指導を検討しています。
( 2010/07/16 12:45 更新)
女児虐待死 母親に「懲役12年」求刑
検察は、「松本被告は次女にとって、生きるための最後の砦だった」と断罪
去年、大阪市西淀川区で当時小学4年生の次女を虐待し、死亡させたとされる母親の裁判員裁判で、検察側は懲役12年を求刑しました。松本美奈被告(35)は去年4月、同居していた小林康浩被告(39)とともに、次女の聖香ちゃん(当時9)に虐待を加え、ベランダに放置するなどして衰弱死させた上、奈良市の山中に棄てた罪に問われています。美奈被告は、「小林被告の虐待を止められなかった」と起訴事実を一部否認しています。16日の論告求刑で、検察側は、「被告が制止したときには虐待は止まっていて、小林被告に嫌われるのを恐れていたにすぎない」と指摘。「聖香ちゃんにとって、被告は生きるための『最後の砦』だった。被告の責任は相当、重くあるべき」として、懲役12年を求刑しました。一方の弁護側は最終弁論で、「美奈被告は小林被告のブレーキの役割を果たしていた」として、刑の執行を猶予するよう求めました。
( 2010/07/16 12:40 更新)
JR西車両 「無線」の部品抜き取られる
「防護無線」の予備電源から 何者かに抜き取られたか
動画を見る
JR西日本の列車の21の車両から、緊急時に使用する無線の予備電源のヒューズがなくなっていたことが分かりました。何者かに抜き取られたとみられます。JR西日本によりますと、ことし4月に行われた列車の定期点検の際、運転室内の「防護無線」と呼ばれる緊急時の無線の予備電源から、ヒューズがなくなり、作動しなくなっているのが見つかりました。その後、約2800の車両を一斉点検したところ、他に大阪環状線などを走る計20の車両でも、同じようにヒューズがなくなっているのが確認されました。「防護無線」は事故などの際、付近の列車を止めるための信号を発信するもので、5年前の脱線事故では作動しなかったことから、予備電源が取り付けられていました。JR西日本は何者かに抜き取られた疑いが強いとして、警察に被害届けを出しています。
( 2010/07/16 12:35 更新)
佐用町の災害 町長が謝罪
避難勧告で、町の判断の遅れを謝罪
去年8月の水害で18人が死亡した兵庫県佐用町で、災害検証委員会の最終報告書を受け、町長が判断の遅れを初めて認め謝罪しました。災害検証委員会は、水害当時の町の対応を専門家がことし1月から検証しているもので、16日に最終報告書が庵逧典章町長へと手渡されました。佐用町では去年8月の水害で、避難する途中に川に流されるなどして18人が死亡し、2人が行方不明となっています。報告書では避難勧告について、町の判断ミスを指摘した上で、「発令基準を明確にして、より安全な避難を促せるよう、地域ごとに細かく発令すべき」と提言しました。庵逧典章町長は会見で、「みなさん方に心から深くお詫びも申し上げたいと思います」と避難勧告の判断の遅れについて、初めて認め謝罪しました。町は提言を受け、今後は改善策を考えたいとしています。
( 2010/07/16 12:47 更新)
姫路市下着泥棒押収物200点を公開
動画を見る
去年12月、兵庫県姫路市の住宅に侵入し女性の下着を盗んだとして無職の男が逮捕されました。男の自宅からはおよそ300点の下着が押収されています。
窃盗などの疑いで逮捕されたのは、兵庫県姫路市の無職・後藤友行容疑者(38)です。警察によりますと後藤容疑者は去年12月、姫路市で女性(30)の家に空巣に入り、下着75点を盗んだ疑いがもたれています。後藤容疑者は今月3日に別の住宅に干してあった下着を盗もうとした疑いがもたれていて、警察が後藤容疑者の自宅を捜索したところ女性用の下着およそ300点が見つかりました。調べに対し後藤容疑者は「まちがいありません」と容疑を認めています。姫路市内ではことし1月から女性用の下着が盗まれる事件が40件近くあり、警察では後藤容疑者が他の事件にも関与しているとみて調べを進めています。
( 2010/07/16 10:07 更新)


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