首相“口てい疫対策 万全を”
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首相“口てい疫対策 万全を”

7月16日 16時29分

口てい疫の問題に関する政府の対策本部が開かれ、菅総理大臣は、宮崎県の一部の地域を除いて家畜の移動制限が解除されたとはいえ、地域にはいまだにウイルスが残っていることから、問題の完全な終息に向けて、引き続き消毒の徹底などの対策に万全を尽くすよう指示しました。

16日の対策本部では、▽宮崎県内で口てい疫に感染した疑いがある家畜の処分がこれまでにすべて終了したことや、▽16日午前0時に一部の地域を除いて県内の家畜の移動制限が解除されたことが報告されました。この中で菅総理大臣は、「地域内の農場にはウイルスを含む排せつ物が残されているのでまだ安心できる状況ではない。気を緩めることなく消毒の徹底など万全の対応が必要だ」と述べ、問題の完全な終息に向けて、引き続き対策に万全を尽くすよう指示しました。会議のあと山田農林水産大臣は、記者団に対し、「家畜の移動制限が一部を除いて解除されたことなどで一つの段階を迎えたと思う。しかし、家畜の排せつ物に存在する大量のウイルスを死滅させるには少なくとも40日以上の日数を要する。さらに消毒をするなどして日本は清浄国だとはっきり言えるようにしたい」と述べ、今後も対策を徹底する考えを強調しました。